内容説明
企業家活動アントレプレナーシップは、いつ始まり、どう終わるのか?大学の企業家たちのねらいとその帰結の問題について、長期間の複数ケーススタディを実施。どのようにベンチャー活動の展開が「革新者型」と「再生産者型」の経営志向性に分かれるのかを明らかにした。
目次
企業家活動論のダイナミズムと論理の綻び
第1部 大学発ベンチャーと事業創造(大学発アントレプレナーシップとアカデミック・キャピタリズム;大学発ベンチャーへの接近法)
第2部 事業創造の組織化過程、存続と背景(企業家的研究者の役割とビジネスモデル;企業家チームの組織化過程とベンチャーの存続;地域コンテキストと企業家プラットフォーム)
第3部 事業創造の出口戦略と射程(企業家的研究者の心理的オーナーシップと出口;ベンチャーの出口戦略と離脱・発言・忠誠;事業創造における多様な出口の論理:可能性と拘束性)
事業創造と存続・出口
著者等紹介
山田仁一郎[ヤマダジンイチロウ]
1970年生まれ。2000年北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現職、大阪市立大学大学院経営学研究科准教授。日本学術振興会特別研究員、香川大学経済学部准教授、英国・クランフィールド大学経営大学院客員研究員、フランス・ボルドー経営大学院客員教授、独立行政法人・産業技術総合研究所・客員研究員、文部科学省・科学技術政策研究所・客員研究官などを歴任。研究分野:アントレプレナーシップ論、経営戦略論、組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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