内容説明
少子高齢社会となり、労働力も資本も増加が見込めない日本社会が豊かさを維持・増進していくためには、イノベーションが不可欠である。しかし、イノベーションは白衣を着た研究者が実験室で生み出すものだけではない。科学・技術を市場での価値に結びつけ社会に浸透させていくことがカギになる。出身が文系・理系であることを問わず、イノベーションを理解することはビジネスマンとしても市民としても重要である。本書はイノベーションの創生メカニズム、社会へのインパクト、企業戦略、制度・政策との関わりを広範に扱った入門書である。
目次
イノベーションと社会
イノベーションの基礎理論
イノベーションの普及
イノベーションを担う人材
イノベーションと産業
イノベーションと企業戦略
イノベーションと共同研究開発
イノベーションとアントレプレナーシップ
イノベーションと特許
イノベーションと標準
イノベーション政策
著者等紹介
土井教之[ドイノリユキ]
神戸大学大学院経済学研究科修了(経済学博士)。関西学院大学経済学部教授
宮田由紀夫[ミヤタユキオ]
Washington University(St.Louis)大学院経済学研究科修了(経済学Ph.D.)。関西学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
21
イノベーションはチャンスか、奈落の底か、という勝ち負けが明瞭な意味合いをもつ(6頁)。 バイグレイブとザカラキス(2009)によると、アントレプレナーシップとは、イノベーティブで、ダイナ ミック、リスク負担で創造的、成長志向的と定義(137頁)。 第8章の起業では、資金繰りや顧客開拓に苦労する人が多く、学歴では高学歴者が多いようだ。 わたしはアルバイトしながら何とかなるか探りを入れている試行錯誤段階に過ぎない。 2015/06/22
ゆーや
1
大学の時好きだった授業2022/04/26