内容説明
本書では、会計公準、基礎概念、会計制度、期間損益を縦糸とし、会計原理、会計測定、会計原則、資産評価を横糸として織り上げてみました。財務会計の基本原理と会計政策がどのように絡み合い、収支的損益計算としての特徴をもっている今日の決算会計が、現実の経済環境の変動に対してどのような対処を迫られているのか、どのような対処が財務会計の基礎にある会計原理に照らして可能であるのか、といった問題を会計原理、会計測定、会計制度、資産評価の視点から取り上げました。
目次
会計公準と会計原理(企業財務の会計報告;企業会計の実践規範;企業会計の計算構造;企業会計の公準)
基礎概念と会計測定(会計的認識の基礎概念;継続事業の会計理念;継続事業の会計測定)
会計制度と会計原則(証券民主主義と企業会計制度;企業会計原則の本質;企業会計原則の変遷)
期間損益と資産評価(価格変動損益と正常損益;企業価値と資産測定;現在現金等価額による評価;割引現金収入額による評価)
物価変動と会計情報(財務情報開示と含み資産;物価変動と会計情報分析)