内容説明
「会社法制の見直しに関する中間試案」の、多岐にわたる改正検討事項を網羅的にとりあげつつ、重要性の高い部分にスポットをあて、企業法務やM&Aに携わる実務家が中間試案をいち早く理解できるようQ&Aスタイルで平易に解説。見直しに至る経緯や法制審議会会社法制部会における議論の動向、既存の会社法上の制度や隣接する他の制度との異同についても解説した。
目次
第1章 会社法制の見直しに関する経緯と概要(会社法制の見直しに関する経緯;会社法制の見直しに関する検討事項の概要)
第2章 企業統治に関する見直し(取締役会の監督機能に関する見直し;監査役の監査機能に関する見直し;資金調達等の場面における企業統治の見直し)
第3章 親子会社に関する規律の見直し(親会社株主の保護に関する規律の見直し;子会社の少数株主の保護に関する規律の見直し)
第4章 M&A・組織再編に関する規律の見直し(キャッシュ・アウト制度;組織再編における株式買取請求等;組織再編等の差止請求;会社分割等における債権者の保護)
第5章 その他の規律の見直し(金融商品取引法上の規制に違反した者による議決権行使の差止請求;株主名簿等の閲覧等の請求の拒絶事由;その他)
著者等紹介
阿南剛[アナンゴウ]
弁護士・潮見坂綜合法律事務所所属。1995年修道高等学校卒業。1999年東京大学法学部卒業。2001年弁護士登録(東京弁護士会)。2001年森綜合法律事務所(現:森・濱田松本法律事務所)入所。2007年末吉綜合法律事務所(現:潮見坂綜合法律事務所)開設。会社法、独占禁止法、企業取引等様々な分野の紛争解決業務、株主総会指導をはじめとする会社法関連業務を中心に企業法務全般を手掛ける
二井矢聡子[ニイヤサトコ]
弁護士・潮見坂綜合法律事務所所属。1987年レスター・B・ピアソンカレッジ卒業。1992年京都大学法学部卒業。1994年弁護士登録(東京弁護士会)。1994年森綜合法律事務所(現:森・濱田松本法律事務所)入所。1997年英国ケンブリッジ大学法学部大学院卒業。2007年末吉綜合法律事務所(現:潮見坂綜合法律事務所)開設。国内外のM&A案件を中心に企業法務全般を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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