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内容説明
日本で世界で東日本大震災はどう伝えられたのか。災害時の情報はどうあるべきか―浮き彫りになった課題と可能性。「報道」がもたらす社会への影響と今後のあり方を徹底検証。大震災以前からの膨大な録画データにもとづく報道分析は圧巻。
目次
序章 東日本大震災が来た日
第1章 地震発生、そのときメディアは
第2章 新しい情報回路―ソーシャルメディアと間メディア性
第3章 その映像を撮ったのは誰か―釜石「宝来館」をめぐる被災者と報道者
第4章 原発リスクと報道―混乱する情報とソーシャルメディア
第5章 福島第一原発事故はどのように語られたか?―テレビ・ドキュメンタリーの模索
第6章 福島第一原発事故で社会は変わるのか?―メディアと選挙・世論・脱原発運動
第7章 世界からのまなざし―グローバル・メディアと東日本大震災
著者等紹介
遠藤薫[エンドウカオル]
東京大学教養学部基礎科学科卒業(1977年)、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(1993年)、博士(学術)。信州大学人文学部助教授(1993年)、東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授(1996年)を経て、学習院大学法学部教授(2003年~現在)。日本学術会議連携会員。専門は理論社会学(社会システム論)、社会情報学、文化論、社会シミュレーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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sasha
3
圧倒的なデータである。東日本大震災と福島第一原発事故をメディはどのように伝えたのかの検証。緊急特別番組、ニュースバラエティ(?)、ドキュメンタリーは勿論、バラエティ番組、Twitter上のつぶやき等々を網羅している。本来であればメディア自身がやるべき仕事なんだけどな。安全神話の提灯持ちをした反省もなく、情報垂れ流しだったものな。尚、海外メディアの動きも詳しく検証しているので日本語以外お手上げの私にはとても参考になった。今後の日本を真剣に考察してくれていたアルジャジーラに感謝。2014/11/11
takao
1
ふむ2020/12/17
konaka
1
4/52012/06/07
こずえ
0
3.11について画像を多くつかい説明してある本。 遠藤氏の本はどれも画像が多く、また感覚が20代30代のそれに近く社会学の本として読みやすい
佐藤鈴木
0
テレビからTwitterのつぶやきまで膨大な量のデータを分析している。新聞、テレビ、ラジオ、SNS、日本、外国と多様な側面から震災と原発事故を分析しており、メディアごとの特徴を学ぶのに優れた教材である。2015/02/13