H8ビギナーズガイド

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  • サイズ B5判/ページ数 238p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784501321604
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C3055

出版社内容情報

  この数年,パソコンの世界は大きく様変わりしました。ITという言葉も生まれ,まさにエレクトロニクス革命です。これは,マイクロコンピュータのハード/ソフト技術が飛躍的に発展したことに伴う社会現象のひとつといってよいでしょう。 しかし,表面のこの華やかさの陰で,それ以上に私たちの日常生活に深く関わっている組込型マイコンの存在を忘れてはなりません。テレビ,掃除機,エアコン,洗濯機,ゲーム機,キャッシュディスペンサー,そして自動出改札からパチンコに至るまで,まるで空気か水のように,私たちの身の回りに,さりげなく,そして着実に浸透し続けているのです。 一方,エレクトロニクスに興味を持つ私たち自身も大きく変わりました。まず,自分の手でモノを作るということが少なくなりました。そして,ハードウェアにあまり興味を示さず,何でもソフトで解決しよう・・という姿勢が目立つようにもなりました。それはやむを得ない時代の流れなのでしょうが,ハードとソフトの関係を正確に理解しておかないと,CPUを使った制御回路を作る場合など,結局何をやっているのか分からない・・ということにもなりかねません。 そこで今回,初心者の皆さんを対象にH8/3048F組込型マイコンチップをテーマとする本書を執筆するにあたり,できるだけ多くの方々に気軽に実験していただけるよう,上記の事情を考慮して次のような方針で臨むことにしました。(1) 市販キットを利用し,入手容易な部品でマイコンボードを作ります。それ以外の周辺回路などは一切製作せず,ボード本体だけで実行可能な実験を中心に記事をまとめます。(2) ソフトとハードの関係が理解できるよう,ソフト作成にはアセンブリ言語を用います。これは,C言語などへの移行に当たっても必要なプロセスと考えます。(3) アセンブリ言語によるサンプルプログラムの1行,1行に,ハードとの関係,記述の意味などの詳しい説明を付け,初心者にも容易に理解できるよう構成に工夫します。(4) H8/3048Fの持つ組込型マイコンとしての機能(I/O,D/A・A/D,SCI,ITU,DMA,TPCなど)をできるだけ幅広く利用し,基本的な応用例に重点を置きます。 この結果,ロボット制御をしてみたい,電卓を作りたい・・など,高度で具体的な製作に対するご希望には沿えなかったかもしれませんが,その代わり,誰にでも容易にできる実験集としてはご満足いただけるのではないかと自負しています。本書で学んだ知識を基に,読者の皆さんが更に発展して行かれることを期待する次第です。 なお,この本は1章から順に読み進んで頂くようお願いいたします。そういう前提で構成してあります。 最後になりましたが,この本の執筆に当たりいろいろとお世話になった,20年来の友人でもある東京電機大学出版局編集課長 植村八潮氏,そして同編集課 石沢岳彦氏に,この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
2000年10月 白土義男

第1章 組込型(ワンチップ)マイコンとは?
1.1 コンピュータの基本的な働き
1.2 H8/3048Fマイコンチップ
1.3 H8マイコン内蔵周辺回路の働き
第2章 マシン語とアセンブラ言語
2.1 マシン語とは?
2.2 マシン語と高級言語
2.3 マシン語への変換、コンパイラとインタプリタ
2.4 プログラムの保存とマイコン回路への組み込み
第3章 スイッチ入力/LED出力の実験
3.1 実験ボードとROMライタ(マザーボード)の用意
3.2 フローチャートとプログラム
3.3 プログラムをアセンブルし、フラッシュROMに書き込む
第4章 I/Oポートの入力をLCDの表示
4.1 LCDの構造と使い方
4.2 LCDのドライブ方法
4.3 LCD表示を含む実験プログラムの作成
第5章 D/A変換の実験
5.1 H8/3048F内蔵D/Aコンバータ
5.2 プログラムの作成と実験
第6章 D/AとA/Dの同時変換
6.1 H8/3048F内蔵A/Dコンバータ
6.2 プログラムの作成と実験
第7章 ITUの同期/PWMモードでノンオーバラップ3相パルスの生成
7.1 H8/3048F内蔵ITUの働き
7.2 3相PWMパルスの生成
7.3 3相パルス生成プログラムの作成と実験
第8章 TPCと、ITUからの割り込みを組み合わせたノンオーバラップ4相パルスの生成
8.1 H8/3048F内蔵TPCの働き
8.2 ITUの割り込みとTPCを使った多相パルスの生成
8.3 ノンオーバーラップ4相パルス生成プログラム
第9章 SCIによるシリアルデータ送信
9.1 シリアルデータとは?
9.2 H8/3048F内蔵SCIの働き
9・3 シリアル送信テストプログラム
第10章 DMACで4相パルス生成
10.1 H8/3048F内蔵DMACの働き
10.2 ITU、TPC、DMACを使ったノンオーバラップ4相パルスの生成
第11章 サイン波と三角波の生成
11.1 任意波形生成の方法
11.2 波形データの作成
11.3 ITUからの割り込みによるアナログ波形の生成
11.4 ITU,DMACによる波形の生成
第12章 複数のプログラムを割り込みで切り換えて起動する
12.1 プログラム切り替えの原理
12.2 プログラムの作成と実験
付録A H8マイコンのアセンブリ言語
A.1 アドレスやレジスタを指定するフォーマット
A.2 インストラクションフォーマットの欄で使用されている記号
A.3 コンディションコードの欄で使用されている記号
A.4 オペレーションの欄で使用されている記号と動作記号
A.5 命令セットの概要
A.6 命令セット
A.7 論理演算命令
A.8 シフト命令
A.9 ビット操作命令
A.10 分岐命令
A.11 システム制御命令
A.12 ブロック転送命令
付録B H8/3048Fハードウェアの補足
B.1 割り込み要因とベクタアドレスおよび割り込み優先順位
B.2 Ⅰ/0ポート動作モード別棟能一覧
B.3 ITUの機能一覧
B.4 ITVの端子構成
B.5 ITUのレジスタ構成
B.6 ITUのPWM出力端子とレジスタの組み合わせ
B.7 TPC出力通常動作の設定手順例
B.8 TPCのレジスタ構成
B.9 SCIのレジスタ構成
B.10 シリアルデータ受信(調歩同期)のフローチャート例
B.11 A/Dの端子構成
B.12 A/Dのレジスタ構成
B.13 D/Aの端子構成
B.14 D/Aのレジスタ構成
B.15 DMACのレジスタ構成
付録C アセンブラ/フラッシュROMライタプログラムのパソコンヘの組み込み
C.1 アセンブラプログラムの組み込み
C.2 ROMライタプログラムの組み込み
C.3 その他
付録D 部品の入手方法
付録E 参考文献
索 引

内容説明

本書の方針―(1)市販キットを利用し、入手容易な部品でマイコンボードを作ります。それ以外の周辺回路などは一切製作せず、ボード本体だけで実行可能な実験を中心に記事をまとめる。(2)ソフトとハードの関係が理解できるよう、ソフト作成にはアセンブリ言語を用いる。(3)アセンブリ言語によるサンプルプログラムの各行に、原則としてハードとの関係、記述の意味などの詳しい説明を付け、初心者にも容易に理解できるように構成に工夫する。(4)H8/3048Fの持つ組込型マイコンとしての機能(I/O、D/A・A/D、SCI、ITU、DMAC、TPCなど)をできるだけ幅広く利用し、基本的な応用例に重点を置く。

目次

第1章 組込型(ワンチップ)マイコンとは?
第2章 マシン語とアセンブリ言語
第3章 スイッチ入力/LED出力の実験
第4章 I/Oポートの入力をLCDに表示
第5章 D/A交換の実験
第6章 D/AとA/Dの同時交換
第7章 ITUの同期/PWMモードでノンオーバラップ3相パルスの生成
第8章 TPCと、ITUからの割り込みを組み合わせたノンオーバラップ4相パルスの生成
第9章 SCIによるシリアルデータ送信
第10章 DMACで4相パルス生成
第11章 サイン波と三角波の生成
第12章 複数のプログラムを割り込みで切り換えて起動する

感想・レビュー

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ねむぽん

0
マイコンとはなんぞや。c言語は出てこない。2013/01/06

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