内容説明
あるところに、ふわふわのけがわにふさふさのしっぽをもった3びきのかわいいオオカミが、おかあさんといっしょくくらしていました。いちばんうえのにいさんはまっくろ、にばんめははいいろ、すえのおとうとはまっしろでした。あるひ、おかあさんが3びきをよんでいいました。「さあおまえたち、そろそろひろいせかいにでておいき。かあさんのうちをでて、じぶんたちのうちをつくりなさいな。でも、わるいおおブタにはきをつけるのよ。」「しんぱいしないでかあさん。ぼくたち、ブタにはきをつけるから。」そういって3びきのオオカミは、ひろいせかいにでていきました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海(カイ)
12
【立ち読み】知らなかった。しかけ絵本もあったんだ。回したり、引っぱったりしながら楽しめた!2019/10/07
takataka
9
作者のユージン・トリビザスは、犯罪学者だそうな。ってことで、深読みしそうですが、悪いのなんのってとんでもないワルのブタも、根っからの悪人(悪ブタ)じゃあないよ。っていうお話かな?だって、ダイナマイトまで使って、憎々しい表情なのに、お花の香りを嗅いだとたん、タンバリンまで持って楽しそうにダンスしてるんだもん。1994年発行で、図書館本ですが、ボロボロです。人気本なのね〜。ふっと思い出したのが、「北風と太陽」でした。2016/05/07
Te Quitor
8
「三匹の子豚」をかなり愉快なお話にした「 しかけ絵本」です。オオカミと豚の立場が逆。迫力満点です。読みながら「おいおい」「おいおいおい…」と一人でつぶやいておりました。途中経過はともかく。平和に終わるお話ですよ。本家のお話を読んだ後、この絵本を読むと(とんでもないお話なので)「飽きれる」を通り越して、感心して拍手を送りたくなります。終わり方も綺麗で素晴らしいですね。いろんな教訓が含まれた、とてもいい絵本だと思います。(しかけがないverの絵本もあるみたいですね…。)2012/02/26
ぷるっちょ
7
甥っ子の3歳の誕生日プレゼントに送った。『3びきのこぶた』を読む前に読ませて後で混乱しないかな?とも思ったが、弟からのメールで「5回も続けて読むようにせがまれた」と書かれてあったので、甥っ子に気に入ってもらえて何より。2019/08/31
北大路京介
4
しかけ絵本『3びきのかわいいオオカミ』読んだ。3びきのこぶたの立場逆転版。凶暴ブタにオオカミの子どもの家が壊されていく。ハンマーやドリルで破壊していくブタのしかけが良い。好きな絵本ベスト5入り。2016/06/21