内容説明
第2次世界大戦、ドイツが開発した世界初の、そして唯一のロケット迎撃戦闘機、それがMe163コメートだ。想像もできないほど速く、撃墜するのは至難の業。連合軍はロケット戦闘機が生み出す未知のパワーに驚愕した。本書はこのロケット迎撃戦闘機の運用を担ったエリート・パイロット部隊―第16実験飛行隊と第400戦闘航空団の戦歴を詳細に解説。豊富な写真とカラーイラストを通じ、危険の連続だった試験飛行からドイツ上空の迎撃戦まで、Me163コメートの全てが収録されている。
目次
1章 Me163コメートの誕生
2章 1./JG400第1飛行中隊
3章 2./JG400第2飛行中隊
4章 I./JG400第1番行隊
5章 II./JG400第2飛行隊
著者等紹介
ランサム,ステファン[ランサム,ステファン][Ransom,Stephen]
サルフォード大学で航空エンジニアリングの学位を取得後、イギリス、ドイツの航空関連企業に勤務。イギリス、ドイツの航空史に興味を持ち、過去20年間、数多くの関連書籍を執筆している
カムマン,ハンス=ヘルマン[カムマン,ハンスヘルマン][Cammann,Hans‐Hermann]
19歳でMe163“コメート”に搭乗した経験を持つ、同ロケット戦闘機の研究家。1988年以来、ベルリンまたはバート・ツヴィシェナーンで毎年開催される第16実験飛行隊および第400戦闘航空団戦友会の会員でもある。第400戦闘航空団司令だったウォルフガング・シュペーテとの親交も厚く、その縁で、彼が同戦闘航空団の資料を管理することになった。戦後はドイツ連邦軍に奉職している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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