内容説明
隔月刊『スケールアヴィエーション』に連載中の人気コラム「蛇の目の花園」単行本第二弾、ついに登場です。収録タイトル32、連載時の原稿に加筆修正してお届けします。姉貴分の『駄っ作機シリーズ』とは違った愛のかたちが、ここにある。
目次
スウィング・ウイング・ギグ―BAC可変翼ライトニング
スウィング・ウイングス・スウェプト・アウェイ―ジェネラル・ダイナミックスF‐111K
デザート・ストーム・ヴァンキッシャー―BACヴァンキッシャーGR3(S)
フラッシュ‐リヴェッティド・スピットファイア―スーパーマリンタイプ366スピットファイアF.12
やっぱりストップギャップはRAFの友―スーパーマリンタイプ361スピットファイアF.9
一生懸命やったのにぃ…―スーパーマリンタイプ324/325、タイプ327
ハート一族の末裔はトロイア一の勇士―ホーカー・ヘクター
英国空軍に銀翼は似合わないのですか?―ホーカー・フューリー
生真面目って罪なのでしょうか?―フィンランド空軍のハリケーン
ブリーナム・チャンバー・バーニング!(強そう)―ホーカー・シドレーP.1154〔ほか〕
著者等紹介
岡部いさく[オカベイサク]
翻訳家。1954年生まれ。学習院大学文学部卒。月刊『エアワールド』編集部、月刊『シーパワー』編集長を経てフリーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スカイバニラ
2
「おや?駄作といえるような駄作機のエピソードが少ない」。読後に感じた事ですが、著者のあとがきを読んで納得、そして我が偏見を恥じる。「偏見という色眼鏡をはずさないといけないんだ」(さよなら絶望先生第9集より)。個人的に本シリーズ中で一番素晴らしいと思う本書の表紙。この表紙を飾っている湾岸戦争に出撃したBACヴァンキッシャーGR3(TSR2)の活躍、このエピソードを読むだけでもこの本を買う価値が充分にあると思います(笑)2010/06/30
YS-56
2
蛇の目愛、再び。折りしも、F-X選定機種がタイフーン・スーパーホーネット・ライトニングⅡの三機種に絞られた中、本書はタイフーンを推す強力な援軍となるでしょうね。(そうか?)2010/06/26
U-G.Kintoki
0
戦間期の微妙感とか、2次戦に間に合わなかった高性能なのに出番が無くて勿体ない感がいい。特に2次戦中に熟成しきれなかった大馬力の変エンジンがイギリスっぽい。ヴァルチュアとかセイバーとかセントーラスとか好き。ソツないマーリンとかグリフォンより味がある。仮想戦記風は一瞬騙されかけた(笑)2015/11/04
天城 鋼牙
0
ウェストランドM148Tってウルトラシリーズに出てきてもおかしくないぞ。2011/06/22
okaka
0
好きな人が好きな物について語るのは読んでいてなんとも清々しいものがあります。フランス機やイタリア機もやってやって!2011/04/21