内容説明
「コンドル兵団」はスペイン内戦の際、フランコ将軍の率いるナシオナリスタ(反乱軍)を支援するために、ヒットラーが送り込んだ陸兵と飛行兵からなる遠征部隊である。ナチ・ドイツはこの戦いを兵器と戦術を改良するための好機とし、軍事教官団のほかに砲兵、戦車、それに航空部門の戦闘部隊を現地に送った。これらの部隊は火砲や戦車、飛行機を実戦の場で試し、専門技術を磨き上げて、それを1940年の「電撃戦」に生かすこととなる。第二次大戦の緒戦期に卓越した成績を収めた将校たちの多くは、スペインでその最初の戦果を挙げている。本書はこの兵団の構成、独自の制服、それに記章を詳しく解説している。
目次
発端
ドイツの介入の始まり
コンドル兵団の誕生
制服
スペインでのドイツ飛行士
スペインでのドイツ地上部隊
ドイツ海軍の支援
勝利とその結果
著者等紹介
フラド,カルロス・カバリェロ[フラド,カルロスカバリェロ][Jurado,Carlos Caballero]
1957年、スペイン、シウダード・レアル生まれ。スペイン陸軍ブルネテ師団(第1機甲師団)で下士官として勤務。のちアリカンテ大学で歴史学学位取得。戦史に関する著書、共著書多数があり、うち4点はオスプレイ社から刊行。アリカンテで歴史教師をしている
ブヘイロ,ラミロ[ブヘイロ,ラミロ][Bujeiro,Ramiro]
Warriorシリーズ23『ベトナムのアメリカ海兵隊』のイラストを描いて以来、オスプレイ社にたびたび寄稿。経験豊かな商業美術家としてヨーロッパ、およびアメリカの媒体に人物イラストや漫画を発表、イギリスのIPCマガジンのためにも多年働いている。おもに20世紀初期ヨーロッパの政治および軍事史に関心を抱く。アルゼンチン在住
柄澤英一郎[カラサワエイイチロウ]
1939年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、朝日新聞社入社。『週刊朝日』『科学朝日』各記者、『世界の翼』編集長、『朝日文庫』編集長などを経て1999年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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