出版社内容情報
「芝棟(しばむね)」は茅葺屋根のてっぺんに植物を植えて、棟を固める伝統的な建築技法。失われつつある美しい光景を日本各地に探し、水戸黄門の終の住処など見学可能な80件余をデータとともに紹介。さらに、マリー・アントワネットが愛したフランスにもあるという芝棟を求めて、ヴェルサイユ宮殿やノルマンディー地方ほかを訪ね歩く。
また、屋根全体に芝を載せた北欧に伝統的な「草屋根」が、街の中心部で見られるデンマーク領フェロー諸島へと飛び、数々の絶景に出合う。
自らが撮影した250点余の貴重な写真で魅せる緑の屋根!
推薦文 -- 建築家 藤森照信
屋根のてっぺんに草が生え、花が咲いている。そんな不思議な家の作りが、かつて日本にはたくさんあり、「芝棟」と呼ばれた。日本だけでなくユーラシア大陸の北半分には広く分布しているが、その芝棟について世界で一番充実する一冊が日本で刊行されたのは嬉しい。
内容説明
「芝棟」は茅葺屋根のてっぺんに植物を植えて、棟を固める伝統的な建築技法。失われつつある美しい光景を日本各地に探し、水戸黄門の終の住処など見学可能な80件余をデータとともに紹介。さらに、マリー・アントワネットが愛したフランスにもあるという芝棟を求めて、ヴェルサイユ宮殿やノルマンディー地方ほかを訪ね歩く。また、屋根全体に芝を載せた北欧に伝統的な「草屋根」が、街の中心部で見られるデンマーク領フェロー諸島へと飛び、数々の絶景に出合う。著者自らが撮影した250点余の貴重な写真で魅せる緑の屋根。
目次
第1章 水戸黄門やマリー・アントワネットが愛した「屋根の花園」
第2章 日本の芝棟
第3章 フランスの芝棟
第4章 フェロー諸島の草屋根
第5章 屋根の花園のこれから