内容説明
人類共通の敵である“地底の怪物”が地上の各地でその姿をあらわしはじめた。大王アーテンは“地底の怪物”と戦うため、すべての人類を自らの傘下におさめ、“統合者”となる野望に燃えていたのだ。一方、四万本の“変成棒”を手に入れたオーデン王は大王アーテンと対等に戦うために自らの生命を縮める“蛇の環”を造る決断をする―。迎撃の準備を進めるロングモット要塞に大王軍が迫る!!果たしてこの戦いの結末は!?グボーンは父王と大王アーテンの一騎打ちに駆けつけることができるのか!?来る暗黒の時代に人類の種を守るため、今、新たな“大地の王”が誕生する!!超人となった戦士たちが繰り広げる白熱のバトル。さらに主人公とほんの少しふれあっただけの人物にいたるまで一人ひとりにちりばめられたエピソードが、まるでタペストリーのように織りあがって壮大なストーリーを描き出す…。戦いの果てにグボーンが選ぶのは―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
5
あっという間に読んでしまった。だから面白いファンタジーではあります。これは「身体能力(姿形を含めての)の付与という奇天烈な設定の故です。それにしても、付与を受けた者の能力は、格段に上がり、とんでもないことができるようになるのだけど、付与した方は廃人同然となってしまう。おまけに、人は片っ端から死んでいく。これでは、物語世界の経済生活は成り立たない。あまりに荒唐無稽というのは、物語世界に入っていくことへの障害になるということを感じる本でもあります。2014/02/11
ならりくらり
1
たくさんひとが死ぬ。大人向けのファンタジーだね。スケールは大きく、話の進め方もドラマチックで楽しんで読んだ。2009/07/07
コウヤ
0
めちゃくちゃおもしろいー!
フタ
0
ぼっちゃんがねー。イオーメ姫好きだ。あとマードン公爵って誰だったっけ2009/07/15