内容説明
第二次大戦のドイツ海軍駆逐艦部隊は6つのクラスで構成されていた。レーベレヒト・マース級、パウル・ヤコビ級、ディーター・フォン=レーダー級、大戦勃発後のZ23級、Z31級、Z35級である。これらの艦の隻数は英国海軍より少なかったが、連合軍側の駆逐艦より大型であり強力だった。彼らは大戦全期にわたって英国海峡、北海、北極海で祖国のために戦い、大戦の終末期には東プロイセンからの市民の撤退輸送に活動した。本書はこれらの艦の設計と発達の過程と、第二次大戦開戦からノルウェー侵攻作戦で大損害を被ったナルヴィクのフィヨルドの激戦に至る駆逐艦部隊初期の戦歴、さらに駆逐戦隊再編以降の北海、英国海峡、ビスケー湾、そして北極海での戦いと、大戦終末に至るまでの作戦行動を記述している。
目次
武装
レーダー
塗装とカムフラージュ
艦名
駆逐艦部隊組織
1934型レーベレヒト・マース級
1934A型パウル・ヤコビ級
1936型ディーター・フォン=レーダー級
1936A型Z23級
1936A(MOB)Z31級
1936B(MOB)型Z35級
第二次大戦中の作戦行動
戦利品の駆逐艦
著者等紹介
ウィリアムソン,ゴードン[ウィリアムソン,ゴードン][Williamson,Gordon]
1951年生まれ。現在はスコットランド土地登記所に勤務している。7年間にわたり憲兵隊予備部隊に所属し、ドイツ第三帝国の勲章と受勲者についての著作をいくつか刊行し、雑誌記事も発表している
パルマー,イアン[パルマー,イアン][Palmer,Ian]
3Dデザインの学校を卒業し、多くの出版物のイラストを担当してきた経験の高いデジタル・アーティスト。夫人と共にロンドンで暮らし、制作活動を続けている
手島尚[テシマタカシ]
1934年沖縄県南大東島生まれ。1957年、慶應義塾大学経済学部卒業後、日本航空に入社。1994年に退職。1960年代から航空関係の記事を執筆し、翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。