内容説明
大戦末期、新鋭機『流星』を装備して戦った海軍攻撃第五飛行隊。充分とは言い難い時間の中で、錬成基地を移動しながら新たな隊員を集い、また訓練を重ねた末、圧倒的な米英機動部隊に壮烈な攻撃作戦を決行するまでを描いた迫真のドキュメント。元隊員たちの証言という「生の声」によって裏付けされた記述は、大戦末期の海軍航空部隊の実情を克明に語っている。
目次
第1章 流星隊の胎動―横須賀海軍航空隊大分派遣隊
第2章 攻撃第五飛行隊の再編成―第七〇一航空隊麾下海軍国分航空基地
第3章 『流星』受け入れと香取基地錬成―第一三一航空隊麾下海軍香取航空基地
第4章 内房木更津、太田山一家―第七五二航空隊麾下海軍木更津航空基地
第5章 阿修羅の如く―敵機動部隊攻撃作戦の実像
終章 語り継ぐもの
著者等紹介
吉野泰貴[ヨシノヤスタカ]
昭和47年(1972年)9月、千葉県生まれ。平成7年3月、東海大学文学部史学科日本史学専攻卒業。在学中に、以前から興味のあった海軍航空関係者への聞き取り調査をはじめ、今日にいたる。民間会社に勤務の傍ら、地元である千葉県に関係の深い海軍航空部隊を中心とした調査活動をおこなう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。