内容説明
フィンランド空軍第24戦隊は1939~40年の冬戦争で旧式のフォッカー戦闘機を駆って数的に勝るソ連の侵攻を撃退した。その後、継続戦争をブルースター・モデル239バッファローと、メッサーシュミットMe109で戦い、目覚ましい戦果をあげた。ソ連の侵攻から北欧の小国を二度とも守り抜く。第二次大戦でもっとも傑出した戦闘機部隊の敢闘。
目次
1章 控えめな始まり
2章 冬戦争
3章 攻撃態勢
4章 陣地戦
5章 ソ連軍の攻勢
著者等紹介
ステンマン,カリ[ステンマン,カリ][Stenman,Kari]
フィンランド空軍研究の第一人者として知られる。フィンランド空軍機とパイロットの記録を克明に調査し、1960年代後半から数多くの著作を発表。フィンランド国内はもちろん、海外でも大きな関心と高い評価を得ている
ケスキネン,カレヴィ[ケスキネン,カレヴィ][Keskinen,Kalevi]
フィンランド国防省に勤務ののちフィンランド空軍史の研究家となり、第二次大戦前から終戦時までの写真資料を収集。カリ・ステンマン氏と共著で発表した、『フィンランド空軍史』をはじめとする数多くの著作は、2人の粘り強い調査とパイロット本人への取材の積み重ねから生まれたものである
斎木伸生[サイキノブオ]
1960年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部博士課程修了。経済学士、法学修士。外交史と安全保障を研究、ソ連・フィンランド関係とフィンランドの安全保障政策が専門。現在は軍事評論家として取材、執筆活動を行っている
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