フィンランド空軍戦闘機隊

フィンランド空軍戦闘機隊

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  • サイズ A5判/ページ数 371p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784499226752
  • NDC分類 391.28
  • Cコード C0031

出版社内容情報

1939年、孤立無援でロシアと戦った北欧の小国フィンランド。このフィンランド空軍戦闘機隊最高のエースが自らの体験をつづった空戦記。写真264点。カラー図版20点。地図4点。写真はほとんどがオリジナルネガからのプリントで非常に鮮明。訳者により、著者が描いた状況の背景説明や、戦況全般の解説や、撃墜戦果の裏付け記録などが詳細な註として添えられている。巻末には、その創設から現代に至るフィンランド空軍小史も掲載。

内容説明

第二次大戦中、ソ連は二度にわたって北辺に隣接する小国フィンランドに侵攻した。だがフィンランドは「奇跡」とまで呼ばれた敢闘によってソ連軍の攻撃を挫折させ、占領を免れ独立を保つことができた。開戦から休戦までの4年間にわたり、フォッカーD21、ブルースター・バッファロー、そしてメッサーシュミットMe109G戦闘機を操り、遂に94機を撃墜した超エース、ユーティライネン准尉自身が描く、森と湖の国の空でソ連機の大群を翻弄しつづけた小さな空軍の胸のすく大活躍。痛快無比!!操縦席のなかで書かれた本当の戦闘機乗りの物語。

目次

冬戦争
束の間の平和
継続戦争
フィンランド湾上空の戦い
流血の夏
フィンランド空軍のトップエース一覧
フィンランド空軍戦闘機隊のエースたち
数字で見るフィンランド空軍戦闘機隊
フインラング空軍小史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

53
、『ストライク・ウィッチーズ』に熱狂していた頃に、友人から誕生日にネタとして贈られた(エイラも好きだったけど一番推しはバルクホルン)、シモ・ヘイヘといい彼らといい、フィンランドは化け物か、敵機を撃墜することは=人を殺すことにも当然なるのだが、そんなことを露ほども思わせずにただ楽天的に当時を過ごし、それを淡々と語る「撃墜王」が落としている影に思わず身震いした、大戦下のすべての人々の怨嗟の思いを、「ネウロイ」という架空の未確認生命体に仮託し(すりかえて)2014/12/08

スー

18
33フィンランドのエースパイロットで94機撃墜したユーティライネン准尉の手記です。彼はフィンランドではブルーステルと呼ばれた米軍のバッファローとドイツメッサーシュミットMe-109Gに搭乗して活躍する。羨ましいのは日本と違いレーダーと無線がちゃんと機能し味方が助け合っている事です。彼の得意な戦法は上昇旋回をして敵を釣り上げ失速下降したら反転して追いかけ撃ち落とすで図もあり分かりやすかったです。戦闘の合間の仲間のタバコやマッチに火薬を仕込むイタズラや食料調達で戦闘機での狩りなど面白話もあって楽しめました。2023/04/07

中将(予備役)

3
フィンランドのエースパイロットの空戦記。日本の戦記と大きく違い、連絡も傍受も無線を効果的に使っていた。パイロットらしく飄々とした雰囲気。ソ連機を落とす様子は天才的だった。日本語訳出版に寄せた著者の序文では日本のエース(西沢広義、岩本徹三、坂井三郎、杉田庄一)にも言及していた。巻末の訳者による他のエースへのインタビューも興味深い。2020/12/31

tsuyoshi1_48

3
フィンランド空軍の誇るトップエース・ユーティライネン氏の手記。巨視的に考えれば絶望的にも思えるソ連軍の物量に抗しながらも、ユーモアを忘れることなく勇敢に闘い抜いた、世界最強の混成空軍の戦士達に感動。写真や図表もふんだんに使用されており見応え十分。その充実した内容からすれば高価な本ではありません。2011/02/27

1
フィンランド空軍のエースの手記。ソ連空軍機との戦闘を延々と書いているが、訳者が入れたものすごい量の注釈によって戦争全体の流れもわかるようになっていてありがたい。日本のパイロットに比べて異様に射撃が上手いのが印象に残った(幼い頃から飛んでる鳥を鉄砲で撃ち落としてたかららしい2018/07/19

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