• ポイントキャンペーン

PIPELINE ICELAND/ALASKA

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 25X33cm
  • 商品コード 9784062185080
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

石塚のライフワークの一つであるパイプライン撮影。8×10(エイトバイテン)でフィルム撮影した、初期集大成ともいえる写真集。

イシヅカは想像力豊かな、注目していきたい作家だ。
マーティン・パー(写真家/マグナム・フォト)
<ステッカー掲載コメントより>


■撮影地 
ICELAND(アイスランド)
全ての電力を自然エネルギーで賄うアイスランド。そのアイスランドの地熱発電所のパイプライン。

ALASKA(アラスカ)
1年の3/4凍結する北極海ベルードベイから、太平洋の不凍港バルーデーズに伸びる南北1280kmの石油輸送のパイプライン。


■パイプラインに対して <「石塚元太良インタビュー」より一部抜粋>
あるいは、「フォトジェニック」という言葉。例えば、花とか女性の裸体なんかはそういうものだとされるよね。そこにきっと何か親和性みたいなものがあるはずなんだけど、それって一体何なんだろう、ということはいつも思っていて。(ポール・)セザンヌが「自然は円柱、球、円錐によって扱い表現すべきである」ということを言ってるんだけど、パイプラインという「球を含んだ円柱」が自然の中にあることで、奥行みたいなものが強調されたりするからフォトジェニックなのかな。

【著者紹介】
1977年生まれ、写真家。1999年バックパッカー旅行しながらアフリカを縦断し、アジアを縦断しながら撮影した「Worldwidewonderful」でエプソンカラーイメージングコンテスト大賞。2002年「Worldwidewarp」でヴィジュアルフォトアワード、日本写真家協会新人賞を受賞。
2006年、アラスカのパイプラインを追いかけるように撮影したシリーズ「Pipeline Alaska」の展覧会と同名写真集が話題に。
2011年度文化庁在外芸術家派遣。2013年ポーラ財団海外芸術家派遣員。
2012年春、アイスランドのSIMレジデンシーに招聘され、地熱エネルギーを都市へ運ぶパイプラインの撮影制作を行う。
近年、パイプライン、氷河、ゴールドラッシュなどの特定のモチーフで独自のランドスケープを世界中で撮影し続ける彼のスタイルは、コンセプチュアル・ドキュメンタリーとも評され、ドキュメンタリーとアートの間を横断するように、時事的な話題に対して独自のイメージを提起している。

著者等紹介

石塚元太良[イシズカゲンタロウ]
1977年東京都生まれ。受賞・フェロー・レジデンス。2002 epsonカラーイメージングコンテスト大賞。2003 第1回ヴィジュアルアーツフォトアワード大賞。2004 日本写真協会新人賞。2011 文化庁在外芸術家派遣員。2012 アイスランドSIMレジデンシー、レイキャビク滞在制作。2013 ポーラ美術振興財団若手芸術家在外研修員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tuppo

1
南北1280kmにわたるアラスカのパイプラインをあらかた撮影し終わった後次にどこの土地のパイプラインのランドスケープを撮影しにいくべきか長い間逡巡していた。2025/05/23

Yasutaka Nishimoto

1
アイスランドとアラスカの、圧倒的な自然の中に引かれる人工物としての直線。その存在感と、中を流れているであろう天然ガスを思うとき、この写真集について、また違った眺め方もできる。2016/10/24

deerglove

1
これはもう現代アートと呼ぶしかないですね。この何ともいえない生々しさ切実さ、圧倒的な自然とのコントラストと関係性、かけがえのない儚さいとおしさのようなものは、ただひたすらにくり返して味わうほかないものでしょう。「自然風景の中のパイプライン」が発する多義的なコンセプトは「往復運動の中で起こるマジック」であり、もはや「光の彫刻」となっている。2015/03/07

Ryota Kondo

0
原野にひたすら不釣り合いなパイプラインが走っているだけの写真集。繰り返し頁を繰っていくとパイプラインが馴染んでいくのが不思議。2018/10/08

Shota Kumakura

0
アラスカとアイスランドの原野を走るパイプラインを、風景の一部として大判カメラで丹念に撮影したランドスケープ写真集。美しい荒野のなかで本来自然界に存在しないはずの金属光沢が浮き上がって見え、目におもしろい。静かな構図も好み2018/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7845593
  • ご注意事項