出版社内容情報
第二次大戦中、連合軍将兵を恐怖のどん底にたたき落としたドイツ軍戦車部隊隊員の個人戦記集。戦車1両を指揮する下士官から、戦車師団長まで各階級のドイツ軍人15名を取り上げ、各人の生い立ち、戦歴、戦功等を詳しく記述。各戦闘車両についても、戦車内の号令や、砲弾の轟き、虚空に伸びる曳光弾の輝きなど、実際にそれを体験した者以外に表現し得ない臨場感のある記述がなされている。掲載写真百点以上。
内容説明
ドイツ機甲軍の兵士の中から、特に有名となった将校、下士官、兵を選び、その生い立ち、戦歴、戦功等について紹介する。彼らは皆、戦車長、中隊長、連隊長又は軍司令官として、その地位に恥ぬ立派な功績を残した。これらごく少数の兵士達が戦争において演じた役割、犠牲的行為そして兵士としての行動は、ドイツ機甲部隊の勇敢なる全将兵の鏡であった。
目次
勇猛「ダス・ライヒ」戦車隊―エルンスト・バルクマンSS曹長
SSヴィーキング戦車連隊長―ヨハネス・ルドルフ・ミューレンカンプSS大佐
第8戦車連隊と共にアフリカ戦を戦い抜いた―ヴォルフガング・ヴァール大尉
第502ティーガー大隊の名指揮官―ヴィリィ・イェーデ少佐
戦車戦100回!―ゲルハルト・フイシャー少佐
ホルニッセ(すずめ蜂)使いのタンクキラー―ルドウィヒ・ナイグル曹長
機甲戦闘団、前へ!―ヴィリィ・ラングカイト少将
完全無欠の戦車長―ハンス・ブンツェル中尉
陸軍最若年の柏葉騎士十字章受章者―オットー・カリウス中尉
敵戦車撃破、61日間に75輌!―ヘルマン・ビックス曹長
鋼鉄の狩人―アルバート・エルンスト大尉
猟犬戦車大隊、東へ西へ―ヨアヒム・ワイスフロッグ中尉
ブリヤンスク急襲奪取の立役者―ハンス・グラードル大佐
「幽霊師団」の名指揮官“パンツァー(戦車)・シュルツ”―アダールベルト・シュルツ少将
黒の槍騎兵、前へ!―ハンス・デトローフ・フォン・コッセル少佐
一兵器の歴史―ドイツ機甲部隊の誕生から終焉まで