佐伯祐三のパリ

佐伯祐三のパリ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 540p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784499201056
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0070

目次

1 楠の木のある光徳寺
2 東京への夜汽車
3 結婚=死
4 パリへの序章
5 PARIS
6 クラマールの森
7 風の強い日のヴラマンク
8 息を吸い込んで見たパリ
9 ヴラマンク、ユトリロ、ゴッホ
10 日本へ留学
11 下落合の光の中で
12 二尺の物差し
13 PARIS‐PARIS
14 荻須がついて行ったパンテオンの裏あたり
15 未知のリズムへの挑戦
16 冬の〈自画像〉
17 三十歳のPARIS
18 ゴッホの光の庭

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はまだ

38
パリには2度行った。都心のホテルの隣の部屋の男女の性的行為の声が聞こえた。うどん屋でアンネフランクの日記を読んでいて、「それは名著だ」と声をかけて来たフランス人がすっかりはげていた。普通の旅行者だ。 。しかし、佐伯祐三にとってのパリは、巨大で、いびつな鉄球のようだ。のしかかられて押しつぶされた。これほどまでに憧れた土地で、巨匠から記念碑的怒号を受け、しかも才能のある若者が描いたとき、結果はどうだろう。多くの美術館に、その結果が飾ってあります。この本は執拗。好きな人はたまらん。はず。☆52017/10/29

mayumi225

16
一人の東洋人の絵描きが,パリ郊外で息を引き取った瞬間を我々はどれほど身近に感じられるだろうか。この本,マニアックなのは当然として,全体的に悪文である。著者の情熱迸るままに,主語述語から助詞までとっ散らかっている。しかし著者が,この画家の一生を,一日単位,イーゼルを置いた通り単位で緻密に追う五百頁超の記録を読んだ末には,佐伯祐三の最期が本当に胸に迫る。「予め佐伯祐三の絵に心がざわつくほど惹かれた経験がある」ことを条件として,全ての人に勧めます。パリの5区6区を知る人には5割増で。記念碑的怒号の衝撃を,是非。2017/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2220559
  • ご注意事項

最近チェックした商品