内容説明
小脳の解剖、生理、生理学的異常と検査から、近年大きく研究が発展した脊髄小脳変性症の発生機序・分子病態までを精緻に解説。最新情報から明日の診療に役立つ実践的知識まで網羅した決定版。
目次
1 小脳の基礎 小脳は何をしているのか(小脳の解剖;小脳の発生と機能 ほか)
2 小脳症状の病態生理―診察、検査(小脳失調の診察、他の失調との鑑別;運動失調の本質、入力・出力・小脳自身 ほか)
3 小脳疾患の分子病態(遺伝子解析からわかってきたこと・わからないこと―小脳疾患における分子遺伝学の成果と課題;遺伝性脊髄小脳変性症の分子病態 ほか)
4 小脳疾患の治療戦略(薬物療法;リハビリテーション ほか)
著者等紹介
宇川義一[ウガワヨシカズ]
1978年東京大学医学部医学科卒業。1980年東京大学医学部附属脳研究施設神経内科入局。1983年東京大学神経内科助手。1987年ロンドン留学。1990年東京大学神経内科助手に復職。1997年東京大学神経内科講師に就任。2007年福島県立医科大学神経内科教授に就任。日本神経学会専門医、日本内科学会認定医、日本臨床神経生理学会認定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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