内容説明
腹痛診療のバイブルが、およそ4年半ぶりに全面改訂。グローバルスタンダードの流れを踏まえ最新の知見を追加。個人的見解にはこの間に得られた新たなエビデンスを付記した。
目次
第1章 腹痛疾患へのアプローチ(病歴聴取;身体所見 ほか)
第2章 熟知すべき代表的な外科疾患(急性虫垂炎;小腸閉塞 ほか)
第3章 外科的疾患の鑑別となる疾患(急性憩室炎;急性膵炎 ほか)
第4章 頻度は低いが緊急手術(処置)が必要な疾患(破裂性腹腔動脈瘤;内ヘルニア ほか)
第5章 知識として知っておくべき疾患・病態(腹痛をきたす婦人科疾患;腹痛を呈する泌尿器科疾患 ほか)
著者等紹介
窪田忠夫[クボタタダオ]
沖縄県立中部病院、国立循環器病研究センター病院、千葉西総合病院、沖縄県立北部病院を経て、東京ベイ浦安市川医療センター(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Iwata Kentaro
4
いきなりぶっちゃけだが日本の消化器内科医は腹痛精査が苦手なことが多い。検査やっておしまいだから。外科医のほうが腹痛精査が上手だ。というか全体的に日本は内科医のレベルが低い。診断が下手だから。で、日本でも最高レベルの外科医窪田先生の名著が改定された。研修医は絶対に読んでほしい。これが基準である。そしてイレウスや胃腸炎や便秘という雑な診断名を断固として拒絶することの意味も理解されたい。2019/02/06
ねころじ
2
腸閉塞のところは知識の確認になった。画像検査前に鑑別が挙げられるようにしたい2022/01/28
Saeko
0
時間かかりましたが、読了。ついついつまみ読みしてしまうけど、医学本を読了するってだいじ。 大変勉強になりました。いろいろ思い出した。2023/08/26
文狸
0
救急外来で出会う急性腹症に苦手意識を抱いている人に最良の本であると思った。通読を前提としており、著者の臨床経験をもとに「要はこういうこと」という書き方であるため、講義を実際に聞いているかのようなわかりやすさがある。 2022/01/13
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