内容説明
間質性肺炎の診断や治療の際、迷うことはありませんか?Commonなのに難しい間質性肺炎の診療に自信を持つための知識をエキスパートが伝授!読影ポイント、鑑別のコツ、各肺炎の特徴、薬剤についてetc…。国内外のガイドライン最新版を反映。肺炎を疑った際に必要な検査から治療の実際、予後予測まで1冊で網羅。内科診療の総合力が問われる間質性肺炎のみかたをマスターしよう!
目次
1 総論(間質性肺疾患とは―定義と疾患概念;疫学―IPFの我が国と諸外国の実態および膠原病関連間質性肺炎の疫学総論;胸部CT;呼吸機能;気管支鏡・肺生検―BALの意義、TBLB・クライオ生検、VATSの適応などについて ほか)
2 各論(特発性間質性肺炎;膠原病;薬剤性;肉芽腫形成疾患;COVID‐19と鑑別が必要な感染症 ほか)
著者等紹介
喜舎場朝雄[キシャバトモオ]
沖縄県立中部病院呼吸器内科部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねころじ
1
呼吸器内科修行中で、間質性肺炎を診療する機会もあり、ざっと見。基礎知識の確認というよりは基礎がわかっている人が知識のアップデートのために読むべき本のように感じた2023/01/30
シダネル
0
数ヶ月かかった。呼吸器内科専攻医レベル。 そもそもが複雑かつ膨大で大変な分野だけど、各疾患各項目について淡々と必要十分に整理されていて読みやすくはあったし、面白く読めた。これを読破してようやく、IP屋さんと会話ができるレベルになるという感じか。2023/08/06
文狸
0
間質性肺炎に関して、ガイドラインを除いて「とりあえずあたって読む」という立ち位置の体系だった本がこれまでなかったので、コンセプトに惹かれて購入してみた。ひとりの著者が書いていると勘違いしていたのだが、各章にわけて書く方式で、そのせいもあってか、ざっと通読して間質性肺炎の全体像がみえてくるような構成になっているかというと微妙だった。しかし各章に必要十分な内容があることは確かであるし、ガイドラインよりはもちろん説明してくれているので、重宝はすると思う。2022/11/25