内容説明
市場に売られていた毒入りリンゴを若者が知らずに食べてしまったことから始まる、ふしぎな感染症のお話。
著者等紹介
土井由紀子[ドイユキコ]
1981年生まれ。2005年京都市立芸術大学大学院修士課程彫刻専攻修了。児童館勤務を経て、現在は京都市内小学校にて総合育成支援員として勤務。2007年から「こどもの図画教室ヤー・チャイカ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もくもく
2
イワケン先生の著作は、結構マジメに追っかけている読者だったつもりでしたが、この絵本はノーマークでした。(^o^) ある王国で、「毒入りリンゴを食べたわかもの」が、頭が毒入りリンゴになってしまう謎の病気にかかり、しかもこの病気はヒトからヒトへと伝染し、国中に拡がってしまいました。 王様は対策のために大臣たちを集め、大臣たちは専門家たちを集め、毎日「カイギ」を開いて「バッポンテキタイサク」を話し合うのです。 そして・・・。2021/03/04
K
1
旬な岩田先生の絵本ということで取り寄せて展示しようと思いました。休校で時間持てあます親子に、現在の状況と引き合わせて読んでもらえればと。来たばっかりなのに、後ろに予約がついてしまったので泣く泣く次の方に回送(予約がついた方が優先なので)。「センモンカ」「カイギ」をありがたがる今の世を風刺するかのような絵本。ラストが私にはぞっときました。さて…コロナはどうなるのかな。2020/03/06
まさきち
1
大学図書館に配架されたものを,さらっと読み.カタカナになった,カイギやフクサヨウやバッポンテキタイサクに(・∀・)ニヤニヤ.現実問題として考えると,ニヤニヤしてはいられないけれど,この本を読む間だけは,ニヤニヤしちゃっていいんじゃないかと思う.2013/11/21
8blue_joker
1
“だれかが、デザートはリンゴにしよう、といったので、ようやくみんな何の話をしていたのか思い出した。”2013/10/27
p1n0k0
1
久しぶりに衝撃を受けた。感染症の専門医がかいた絵本。シュールでブラックで、エドワード・ゴーリーの絵本を読んだ後の感覚に近い。医師が作ったとは思えない、大人向け絵本としてかなりいい。2013/07/21
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- 和書
- 小津安二郎晩秋の味