出版社内容情報
《目次》 目次I.小児成人病とは〈村田光範〉A.小児成人病とは 1B.小児成人病の持つ意味 2II.なぜ小児成人病が問題になるか1.医学的背景〈大国真彦〉 5A.増加している小児成人病 5B.小児成人病の現状 6C.成人病予備軍について 72.社会的背景〈日比逸郎〉 103.食生活を中心にした日常生活〈坂本元子〉 15A.慢性疾患の変貌と食物摂取の推移 15B.小児成人病の現状と食物摂取 171.食物摂取の傾向 172.栄養素摂取の特徴 183.日常の食習慣から 184.食事指導の効果 20C.食物摂取 その背景にあるもの 201.子供自身の生活の変化 202.家族環境に問題はないか 213.行動の変化 外から内へ 224.食品の攻勢とそれへの対応 22III.特に問題となる病態 現状と問題点1.肥満 25a.乳幼児肥満 〈衣笠昭彦〉25A.乳児肥満 25B.幼児肥満 27b.学童期以後の肥満 31◇地域保険の立場から 〈篠宮正樹,齊藤 康〉31A.肥満症の現状 311.肥満児の出現頻度 312.肥満児発生の要因と成人肥満 313.合併症 34B.問題点 35◇学校保健の立場から 〈森田友明〉36A.盛岡市立小中学校へのアンケート調査と肥満児対策 371.肥満および肥満傾向児の判定・選出 392.肥満および肥満傾向児の管理・指導の流れ 393.成長曲線を用いての肥満児検診の要点 394.管理区分“C”とされた学童生徒の事後措置状況 43B.肥満および肥満傾向児の管理システム 43C.学校保健委員会における取組み 44◇実地医家の立場から 〈伊谷昭幸〉45A.調査 アンケートによる調査 45B.計測 46C.肥満の程度の判定 46D.検査 46E.治療 48◇専門診療の立場から〈山崎公恵〉 50A.医学的管理の必要な肥満児とは 肥満の病的意義 501.全ての肥満児に専門的,特に医学的管理が必要か 502.医学的管理が必要な肥満児とは 513.医学的管理が必要な肥満児の見分け方 52B.肥満児管理の実際 541.食事療法 542.運動療法 553.入院療法 552.高血圧 〈本田 悳〉58A.高血圧の頻度 58B.血圧測定法 59C.高血圧の境界値 60D.血圧高値児の取扱い 60E.血圧のマススクリーニングにおける便法 613.高脂血症 〈牧 一郎,野瀬 宰,藪内百治〉 67A.高脂血症と動脈硬化 671.高脂血症とは 672.動脈硬化と高脂血症 693.小児の高脂血症 70B.小児血清脂質の現状 701.日本人の血清脂質の動向とその背景 702.小児の血清脂質 723.高脂血症への対応 734.糖尿病 〈大和田操,花岡陽子〉75A.糖尿病の概念 75B.糖尿病管理の基本 77C.糖尿病と食事 79D.糖尿病と運動 82IV.対策の基本的な考え方1.一般保健教育と要管理者の個別指導 〈大国真彦〉87A.一般保健教育について 87B.要管理者の発見について 882.学校保健の立場から 〈高野 陽〉90A.学校保健活動の目的と内容 90B.学校保健の実際 91C.小児成人病と学校保健 92D.小児成人病対策の基本的方針 933.実地医家の立場から 〈天野 〉96A.健診のシステム化 961.乳幼児健診のシステム化 節目個別健診 962.母子健康手帳と児童生徒手帳との連動 97B.指導 981.家族への指導 982.学校給食 98C.健康教育 994.専門診療の立場から 〈大国真彦〉102A.専門医療の立場からみた小児成人病検診における精密検査 102B.要医療者に対する専門医療 1031.肥満児 1032.高脂血症 1043.高血圧 1044.糖尿病 104C.家族指導の重要性V.対策の実際1.体制づくり 〈岡村敏弘〉1072.小児成人病予防検診の実際 〈山内邦昭〉112A.小児成人病予防検診の特徴 112B.小児成人病予防検診の実際 1171.検診システムの概要 1172.事前教育の重要性 1183.検診の対象学年 1184.調査票の取扱い 1205.検診の流れと基準値 1216.判定および管理・指導区分 1217.コンピュータの活用 124C.小児成人病予防検診結果 1253.管理と指導の実際 128a.管理と指導の区分 〈村田光範〉128A.管理区分について 128B.指導区分について 130C.管理と指導のマニュアルの必要性 130b.食事の管理と指導 〈二見大介〉132A.食事の管理 1321.小児期の栄養所要量 1322.食事管理の実際 136B.食事の指導 1421.食事指導の必要性と原則 1422.食事指導の実際 144c.運動の管理と指導 〈小松啓子,山岸 稔〉146A.肥満児が取組みやすい栄養療法 146B.栄養療法の効果を高めるための運動 147C.肥満児が取組みやすい運動 148D.肥満児外来における運動処方の実際 1501.肥満児外来における運動の実際 1532.運動管理 1533.我々の運動の特徴 159d.日常生活の一般的管理と指導 〈大澤清二〉163A.管理から指導そして教育へ 163B.小児成人病の日常生活活動 164C.日常生活で行うHQC(Health Quality Control) 1694.薬物療法とその適応 〈藤田幸子〉174A.肥満 174B.高血圧 1761.降圧薬の適応と選択 1762.小児に使用する降圧薬 1763.高血圧性緊急症の治療 178C.高脂血症 179D.糖尿病 182VI.予防1.健康教育のあり方 〈佐藤敏信〉185A.健康教育とは 185B.学校健康教育教育課と健康教育 1871.学校健康教育課の所掌事項 1872.学校保健の体系 1873.健康教育導入とその後の経緯 1874.健康教育と学校保健 188C.今後の展開と課題 1911.体制の整備 1912.健康教育の範囲 1913.学校医と健康教育 1922.予備群に対する指導 〈保崎純郎〉193A.肥満 193B.高血圧 1931.日本の成人の食塩摂取量 1942.日本の小児の食塩摂取量 194C.高脂血症 195D.糖尿病 196E.運動不足 196F.喫煙 197G.ストレス 199VII.平均寿命の将来 〈西尾利一〉A.平均寿命とは 201B.平均寿命の年代的推移 201C.平均寿命を延ばした要因 2031.乳幼児死亡の減少 2032.青年期の結核による死亡率の低下 203D.これからの平均寿命を延ばす要因 204E.平均寿命の将来予測 205F.平均寿命延長への小児医療関係者の役割 206索引 209