出版社内容情報
《内容》 各種のサイトカインと受容体の研究の現況，問題点，将来への展望を最新の知見により興味深く解説した.主として白血球産生に関与するサイトカインに重点をおき，各サイトカインの研究の経過，精製，遺伝子クローニングおよび構造，生物活性，in vivoにおける作用，受容体について明快に示した.また各種の病態とサイトカインの関係，サイトカインの臨床応用についても紹介している. 《目次》 目次 I.サイトカインと造血機構のあらまし 1 A.サイトカインとは 2 B.サイトカイン受容体とは 4 C.造血機構とは 6 D.コロニー形成法とは 10 II.多能性幹細胞に作用するサイトカインとその受容体 15 A.interleukin 3(IL-3) 16 1.歴史 16 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 16 3.生物活性 17 4.in vivoにおける作用 19 5.IL-3受容体(IL-3R)19 B.stem cell factor(SCF) 21 1.歴史 21 2.c-kit(SCF R)の発見 22 3.SCF(c-kitリガンド)の精製，遺伝子クローニングおよび構造 24 4.生物活性 25 5.in vivoにおける作用 26 C.interleukin 1(IL-1) 26 1.歴史 26 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 27 3.生物活性 27 4.in vivoにおける作用 29 5.IL-1受容体(IL-1R) 30 D.leukemia inhibitory factor(LIF)／differentiation factor(D因子) 30 1.歴史 30 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 31 3.生物活性 32 4.in vivoにおける作用 34 5.LIF／D因子受容体(LIF／D因子R) 35 III.造血前駆細胞に作用するサイトカインとその受容体 37 A.顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF) 38 1.歴史 38 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 38 3.生物活性 40 4.in vivoにおける作用 41 5.GM-CSF受容体(GM-CSF R) 42 B.顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF) 44 1.歴史 44 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 44 3.生物活性 48 4.in vivoにおける作用 49 5.G-CSF受容体(G-CSF R) 49 C.マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF) 51 1.歴史 51 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 52 3.生物活性 57 a.造血因子としての作用 57 b.殺腫瘍活性 58 c.破骨細胞増殖刺激作用 59 d.絨毛細胞増殖分化促進作用 61 e.脂質代謝促進作用 63 4.in vivoにおける作用 63 5.M-CSF受容体(M-CSF R) 66 D.interleukin 4(IL-4) 70 1.歴史 70 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 71 3.生物活性 72 4.IL-4受容体(IL-4R) 73 E.interleukin 5(IL-5) 73 1.歴史 73 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 74 3.生物活性 74 4.in vivoにおける作用 76 5.IL-5受容体(IL-5R) 76 F.interleukin 6(IL-6) 78 1.歴史 78 2.精製，遺伝子クローニングおよび構造 79 3.生物活性 79 4.in vivoにおける作用 81 5.IL-6受容体(IL-6R) 81 IV.病態とサイトカイン 85 A.感染症とサイトカイン 86 B.妊娠性白血球増加症 90 C.再生不良性貧血とサイトカイン 94 D.骨代謝とサイトカイン 95 E.動脈硬化とサイトカイン 99 V.サイトカインの臨床応用 105 A.M-CSFの臨床応用 106 1.M-CSFによる癌化学療法後の白血球減少症や血小板減少症の治療 106 2.M-CSFによる急性骨髄性白血病患者の遷延する好中球減少症の治療 110 3.M-CSFの骨髄移植への応用 113 4.M-CSFによる小児慢性好中球減少症の治療 117 B.G-CSFの臨床応用 118 1.G-CSFによる癌化学療法後の好中球減少症の治療 118 2.G-CSFの骨髄移植への応用 120 3.G-CSFによる小児慢性好中球減少症の治療 121 C.CSFの臨床応用の将来的展望 121 文献 123 索引 139
-
- 和書
- アルゴス、お正月の買い物
