出版社内容情報
京都の化野染匠で居候を続ける元料理人の真澄は、友禅作家の蓮爾から来客があることを知らされる。やってきたのは女子大生の充希。成人式の振袖を依頼しており、その仕上がりを見に来たらしい。着物を仕立てるほどの良家の子女かと思いきや、充希は陽キャで今どきの女子大生。しかも蓮爾を好いているようで真澄はもやもやしてしまう。けれど、充希の背後には老婦人の幽霊――振袖を依頼した充希の亡き祖母の姿がみえて……?
【目次】
プロローグ
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
エピローグ
内容説明
住み込みの料理人として京都の化野染匠で居候を続ける真澄は、友禅作家の蓮爾から来客があると知らされる。やってきたのは女子大生の充希。成人式で着る予定の振袖の仕上がりを見に来たらしい。着物を仕立てるほどの良家の子女かと思いきや、充希は陽キャで今どきの女の子。しかも蓮爾を好いているようで真澄はもやもやしてしまう。けれど、充希の背後には老婦人の幽霊―充希の振袖制作を依頼した亡き祖母の姿が見えて…?
著者等紹介
柏てん[カシワテン]
『乙女ゲームの悪役なんてどこかで聞いた話ですが』(レジーナブックス)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
京都の化野染匠で居候を続ける元料理人の真澄。友禅作家の蓮爾から、女子大生の来訪を告げられる第2弾。依頼している振袖を見に来たのは陽キャで今どきの女子大生・充希で、蓮爾を好いているようなその様子に、真澄のもやもやした想いをぶつけたピザが美味しそうなのには苦笑いでしたが、充希の背後に亡き祖母の姿が見えて、忠告を取り合ってもらえなかったことで事件に繋がる展開で、蓮爾への想いが垣間見える真澄の動きは何とも不器用だと思いましたけど、振り袖に込められた想いもまた鮮烈でしたね。2人の関係もこれからも気になるところです。2025/10/02
陽ちゃん
5
シリーズ2作目。友禅作家の蓮爾の元に住み込みの料理人として居候する真澄ですが、蓮爾の元に訪れた客の充希に敵対視されてしまい⋯蓮爾とカワウソのラーゴに充希に祖母の霊が憑いていると聞き、充希に忠告するも取り合ってもらえないまま事件が起きてしまいます。蓮爾の筆で無事に霊は収束しましたが、蓮爾やラーゴの忠告を聞かずに動く真澄にちょっとモヤモヤしてしまいます。それはそうと、真澄がモヤモヤを込めて作ったピザが美味しそうでした。2025/09/15
さち
4
この手のお話はたくさんあるのだけど これは好き 2025/10/14
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