エクス・リブリス<br> アーダの空間

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エクス・リブリス
アーダの空間

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  • サイズ 46判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090831
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

500年の時空を超えた、輪廻転生の壮大な物語

 〈Ada〉という同じ名前を持つ4人の女――1459年、アフリカの海浜の村で、赤子を失って悲嘆に暮れる若い母アダー。1848年のロンドンで、ディケンズと逢瀬を重ねる伯爵夫人で数学者のエイダ。1945年、ドイツの強制収容所で慰安婦をさせられているポーランド人のアダ。そして2019年、現代のベルリンで、差別に苦しみながらアパート探しを続ける大学生アーダ。まったく異なる女として別の生を生きながら、いずれも時代の変動期に、権力構造によって周縁に追いやられ、苦しみ、同じような運命をたどる。くり返し現れる〈ウィリアム〉という名の男……。歴史はループを描くように動き、ループがいくつかくり返された後、現代に現れるのがベルリンに暮らすアーダだ。その存在には、過去の〈Ada〉たちの歴史が刻み込まれている。それを象徴するかのように、彼女たちの人生を繋いでいく美しい金珠の腕輪……。いまを生きるアーダは、ループする運命を変えることができるのか?
 ガーナ出身で、バッハマン賞受賞のドイツ語作家が、コロニアリズム、レイシズム、セクシズムが交差する、時空を超えた500年を物語る傑作長篇。

内容説明

歴史の大変動期に異なる女として個別の生を生きながら、おのおのが周縁的存在として苦しみ、抗う。そこにくり返し現れる“ウィリアム”という名の男…。500年の時空を超え、4人の女“アーダ”たちの生と死がループする!

著者等紹介

オトゥ,シャロン・ドデュア[オトゥ,シャロンドデュア] [Otoo,Sharon Dodua]
1972年ロンドン生まれ。両親はともにガーナ出身。大学でドイツ文学に触れる。英語で執筆していたが、2016年、初めてドイツ語で執筆した短篇「グレットルプ氏着席する」(“HerrGr¨ottrup setzt sich hin”)で新進作家の登竜門の“バッハマン賞”を受賞。本書はその後にドイツ語で執筆した初の長篇。アクティビストでもあり、ISD(ドイツ黒人イニシアティブ)などで精力的に活動するほか、ドイツに生きた黒人女性作家の作品を英語で出版するシリーズ「目撃」の編集人も務める。2020年のバッハマン賞招待講演「黒人は花を描いてよいのか?」は耳目を集めた

鈴木仁子[スズキヒトコ]
1956年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

60
なんと風変りな小説だろう。粗筋からして独創的であることは想像がついたが、語り口や作品構造の奇抜さには覚悟した状態でも驚かされた。現代的で重厚なテーマが複数交錯して積み重なっており、更には視点は国や時代を行ったり来たりするため、何が起こっているか追うだけでも必死。全体像を把握することがとても難しい。それでも変幻自在の”語り手”の面白さや、転生(?)し重複するキャラクターを発見する楽しさで一息に読める作品だった。新しきドイツ文学。アリ・スミスが好きな人には是非ともお勧めしたい一作である。2023/04/01

中海

4
黒人版「めぐりあう時間たち」。しかしこっちは巡り合わないんだった。 自覚のない転生もので、この設定にした意味が感じ取れませんでした。 だいーぶ「めぐりあう時間たち」には劣るが、「全然おもんないけどポリコレの時代だから黒人で女性の作家出版しとけば、ほら、なんとかSDG的にも」的な企画会議で通っちまった感がしました。2024/06/24

みんみん

2
この小説、アーダが主人公というよりも、さまざまなな物体(ときには物体ですらなく、そよ風)に転生しながら、アーダに寄り添っていくワタシの物語であると感じた。枝箒からノッカー、強制収容所の売春施設の一室、そよ風、さらには地震の震源地なんてものまで……!最後にイギリスのパスポートになったワタシが見守るアーダが幸せでありますように。2025/04/15

isbm

0
★★★☆2023/05/21

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