内容説明
虚実の組み合わせや英雄豪傑の原像を読み解き、その面白さの秘密や中国の人々の思考形態を探る。
目次
1 物語は「三」からはじまる
2 『三国志』と『三国志演義』―歴史と小説
3 『三国志』から『三国志演義』へ―歴史から小説へ
4 羅貫中の謎
5 人物像の変遷
6 三国志外伝―『花関索伝』
7 『三国志演義』の出版戦争
8 『三国志演義』の思想
『三国志演義』テキスト一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GEO(ジオ)
4
再読。増補版が出てるけど、読んだのは旧版の方なのでここに。関索の話など印象的なものが非常に多い。三国志を研究してみたいという人は読まなければならない本。2014/09/03
ユキ@うろちょろ
0
民衆の中に根付く三国志、三国志から演義が成立するまでの比較と変移に詳しい。著者とされる羅貫中、演義に成立する途中で加わった人物の伝説化など。
なん
0
正史三国志も良いけど、三国志演義の深掘りも良い。水滸伝からの「金瓶梅」になり得なかったスピンオフ作品「花関索伝」をこれから追ってみたいと思う。2025/06/26
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