内容説明
徒手空拳から立ち上がり、日本を代表する事業家となった男・孫正義。その原点となる少年時代にはじまり、アメリカでの青春期、そしてソフトバンクの創業から情報革命に挑む現在に至るまで、波乱に満ちたその半生を、孫がもっとも信頼を置く作家・井上篤夫が二十数年にわたる徹底取材で描いた決定版評伝。読むと勇気と活力が湧いてくる、孫本人がはじめて公認した「正伝」。
目次
第1部(正夢;男の出発;飛び級;人生の衝撃;異端児 ほか)
第2部(青春のドン・キホーテ;巨人と天才;事を成す;先見の明;五郎ちゃん ほか)
第3部(不退転)
著者等紹介
井上篤夫[イノウエアツオ]
作家。1947年、岐阜県生まれ。早稲田大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
73
Audiobookにて。まさにタイトル通り。300年後を見据えた人生計画。事業家として規格外の志の高さに驚愕する。2006年のボーダフォン買収までの半生を今、読んで、ソフトバンクをデジタル情報革命の中核たるインフラ事業会社としたい、とビジョンと戦略を理解することが出来るが、それを1980年頃より発想し行動し続けた孫正義。学生時代のコンピュータを用いた音声自動翻訳機の出願戦略、通信自由化時代のLCR開発など、科学者としても超一流で超人的である。現在の投資企業に変革したソフトバンクの目指す世界が何なのか。2019/06/18
かず
31
★★★★★audiobook。2021/05/05
miyatatsu
9
今後の生き方の指針を見つけました。2017/07/06
ぜっとん
6
「本を読まない人が読みそうな本」シリーズで読んでみた。が、この作者、文章がうまくて異様に読みやすい。変な説教節も妙に時代がかっていて面白いし、何より孫御大に心酔した作者が書いているから、ドラゴンボールみたいな感覚で読める。個人的には、同じようにやって完全に失敗しつづけた人間の物語が読みたい。ドン・キホーテか。2017/02/10
アキ
5
「もっとも重要な三つのこと。一番目が志と理念。二番目がビジョン。三番目が戦略」/「志」と「野心」という言葉は同じ/1年間の計画を立てるときは1年を12カ月で割ってはいけない、14で割ることで進捗遅延のバッファーを持たせる。/発明のプロセスには①問題解決法②水平思考③組み合わせ法の3つがある。/ 引き技は攻めより一〇倍難しく、一〇倍の勇気がいる。2024/05/22