内容説明
中国の神話や民間の人々の思考・信仰が、唯一豊富に語られている、中国古代の書物『山海經』。本書は、前二書『山海經の基礎的研究』『山海經の比較的研究』に続いて『山海經』を文献としての面から考察。多くの方々との出逢いによって成し遂げられた60年の研究の足跡。『山海經』研究三部作の最後を飾る作品。
目次
第1章 『山海經』の文章表現(『山海經』における表現;『論衡』と『山海經』;『山海經』受容の一面)
第2章 緒書所引文章の比較(『水經注』所引『山海經』;『北堂書鈔』所引『山海經』;『藝文類聚』所引『山海經』;「初學記」所引『山海經』;「白孔六帖」所引『山海經』;「太平御覧」所引『山海經』)
第3章 諸書本文の異同(『山海經』の佚文;『山海經』明清諸注の本文)
補遺
著者等紹介
松田稔[マツダミノル]
1933年廣島縣尾道市に生まれる。國學院大學文學部文學科卒業。元國學院大學文學部中國文學科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。