出版社内容情報
介護事業に携わり政治家としての経験も積んだ著者が、介護制度利用の現状を語り、また理想の介護制度について持論を紹介する。海外の介護保険制度の実態、日本各自治体で注目される独自の介護制度も紹介しながら、背景となる法改正の行方や統計数字から浮かび上がる傾向、元介護職員だから分る現場の対応実態・キャパシティも考察し、実現可能・持続可能な「これからの介護制度」について論じる。特に著者の持論の核である「逆介護制度」について詳述し、国の介護制度を大きく動かす大胆な提言を試みる。
内容説明
介護現場歴10年、議員歴10年だからわかった!介護保険問題を解消する秘策「逆介護保険」とは?
目次
第1章 川崎発!自立支援型介護 逆・介護保険の挑戦 理論編(深夜のオムツ交換ヘルパー時代に見た、介護現場の悲哀;自立を支援すると現場は疲弊する!?介護保険制度の矛盾 ほか)
第2章 川崎発!逆介護保険 実践編(逆介護保険は、わずか16事業者しか参加しない大失敗政策としてスタート;自立支援介護が認められるまで1「品川区版」逆介護保険 ほか)
第3章 介護保険制度の変遷と我が国の高齢者を取り巻く状況(介護保険制度の変遷1 制度成立以前から制度初期;介護保険制度の変遷2 2000年以降の制度改正状況 ほか)
第4章 高齢社会だからこそ、シニアが活躍するとき(高齢者の保有資金の現状;高齢者数は3,600万人(1人月1,000円さらに使えば、年間経済効果4,300億円) ほか)
第5章 介護保険制度はこう変える(エビデンスに基づく介護確立のため誕生した「LIFE」とは?;バイタリティ・インデックスから、メンタル指標も作るべき ほか)
著者等紹介
そえだ勝[ソエダマサル]
深夜訪問介護員として勤務し、介護保険制度が不備で、現場が報われないことを実感し、自らが政治家になり制度を変えることを決意。ヘルパーのかたわら公共政策大学院にて介護保険政策について研究。松下政経塾にて、介護事業者への経営アドバイザーと政治家への介護政策指南。2011年に川崎市議会議員に初当選し現在3期目。逆・介護保険制度を提案し実現(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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