内容説明
ある日突然、父親が経営していた「ハチ公印刷株式会社」の社長に就任することになってしまった一人娘のチワワ。ところが、会社の経営状況は最悪で…このままだと倒産に追い込まれてしまう！？さらに、古参の社員との衝突や、メイン銀行からの支援打ち切りなど、さまざまな危機が彼女に襲いかかる。経営知識はもちろん、財務の「ざ」の字も知らない、元普通のＯＬだったチワワに、会社と従業員の未来を救うことができるのか―？１，０００以上の企業を指南してきた、元政府系金融マンが語るお金と経営のストーリー。
目次
序章 私が、社長！？
１章 自社の財務を理解する
２章 お金の流れから企業の将来ビジョンを描く
３章 リスケジュールを解消して企業を成長軌道に乗せる
４章 資金調達なう―民間銀行と政府系金融機関の違い・活用法
５章 採算の見える化と損切り
６章 Ｐ／Ｌから『お金』を生みだす
７章 Ｂ／Ｓから『お金』を生みだす
最終章 私が社長です！
著者等紹介
古尾谷未央［フルオヤミオウ］
（株）ハチ公コーポレーション代表。日本経済大学非常勤講師。認定事業再生士（ＣＴＰ）、（財）日本生産性本部認定経営コンサルタント。大学卒業後、政府系金融機関へ入社。融資、審査、事業再生、債権管理と多岐にわたり銀行業務を経験。コンサルティング会社の執行役員などを経て、管理会計をベースにした業務改善や組織活性化等の企業再生コンサルティングを行う。また、日本経済大学経済学部で経営財務論の非常勤講師も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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スプリント
4
登場するキャラクターがすべて犬で名前が犬種そのままというユニークな世界観ですが内容は真面目でわかりやすいです。キャラクターの性格と犬の種類がマッチしているせいでしょうか。営業課長のコーギーですが行動がまさにコーギーなのは笑えます。2014/09/27
えぬざき
0
親から引き継いだ潰れかけの印刷会社をいかに経営健全化するか、というのが主軸のビジネス小説。登場人物ならぬ犬物が妙に脱力感を誘うが、時折参考書ばりの説明ページが交じり、割と本格的に資金面から見た企業経営が描かれている。そもそも会社の健全さはどうやって計るのか、本業や金融活動ごとの黒字赤字のパターンによって企業がどのような類型にあるのか、政府系金融機関は民間と何が違うのかなど、素人には勉強になることばかりだった。あと単純に、主人公が気力と改革能力がある良い社長で好感がもてた。2023/08/11
