内容説明
中小商業問題に的を絞り、理論、歴史、実態、政策面などさまざまな角度から包括的かつ体系的に解明した研究書。地方における中心商店街の空洞化が急速に進む状況のなか、国民本位、流通弱者重視の立場から、これからの流通のあり方を探るうえでの有効な指針をも具体的に提示する。今回の改訂に際し、『まちづくり３法』の改正について新たに節を設け、分析を展開。
目次
第１部 中小商業研究序説（中小商業研究の対象と方法；中小商業の範囲；中小商業の発生過程；日本中小商業研究の系譜）
第２部 大型店問題（狭義の中小商業問題）の解析（大型店問題の展開とその調整プロセス；規制緩和の経緯 ほか）
第３部 付随的諸問題の解析（価格破壊と中小小売業；ロードサイドショップの影響―岩手県盛岡市を例として ほか）
第４部 中小小売業者の存立基盤と流通政策（中小小売業者の存立基盤；流通政策の体系と小売流通政策）
著者等紹介
坂本秀夫［サカモトヒデオ］
昭和２８年福井県春江町に生まれる。昭和５１年早稲田大学商学部卒業。昭和５４年早稲田大学大学院商学研究科博士前期課程修了。昭和６２年同大学院同研究科博士後期課程修了。現在、明星大学経済学部・大学院経済学研究科教授、中央大学経済学部・大学院経済学研究科講師、中央学院大学大学院商学研究科講師、博士（商学）。公職：日本流通学会理事、日本商業施設学会理事。学会賞：第２回日本商業施設学会賞（平成１７年９月）および第９回日本流通学会賞（平成１７年１０月）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
