内容説明
本書は、簿記を初めて学習しようとする方々に対する「入門テキスト」となるよう作成した。そのため、本書では、簿記の基礎知識を解説したうえで、過去問題を分析した「課末チェック」問題を作成しており、初級の商業簿記は、1章から4章までで一通りの理解ができるようになっている。各課6ページ程度の分量で構成し、本文の講義と課末チェック問題の解答・解説により90分の中で学生が十分に理解できるようなつくりになっている。3つの業種のケースを想定し、ケースごとに章を構成して、各々の精算表を説明することで、学習初期より企業の決算書とのつながりをイメージしてもらい、より実践的な活用ができるようにした。
目次
1章 簿記のルール(企業活動と会計取引;企業の収益・費用と資産・負債・資本(PLとBS) ほか)
2章 サービス業のケース(現金・預金取引(資本金・売上取引;経費支払取引)
その他の債権債務取引 ほか)
3章 卸・小売業のケース(商品売買の取引;手形取引 ほか)
4章 製造業のケース(資本取引と社債取引;販売費及び一般管理費 ほか)
5章 工業簿記と原価計算の基礎知識(原価計算と価格決定管理;原価計算の手続き ほか)
著者等紹介
保科悦久[ホシナヨシヒサ]
1966年静岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。監査法人退職後、公認会計士事務所を開設し、大手企業の財務会計・管理会計のコンサルティングや、中小企業の経営戦略から経理・税務までの一連のアドバイス業務を行っている。現在、江戸川大学助教授。公認会計士、税理士、中小企業診断士。ITコーディネータ
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