内容説明
儲かっていると思った製品や商品が実は損をしていた、あるいは逆に不採算部門だからと切り捨てたら実際には儲かっていた、という機会損失の金額は意外と大きい。本書は、このような「儲け損ない」あるいは「得られるべくして失われた利益」をどうつかみ防止するか、管理会計の応用側面から事例をまじえ、具体的にわかりやすくまとめた。
目次
1 機械損失と意思決定
2 赤字か黒字かを決定づける変数
3 全部原価法(財務会計)と直接原価法(管理会計)の基本と有効活用
4 固定費の二つの性質と機械損失
5 製品別限界利益分析と有利製品の組合せ策
6 商品別・地域別、得意先別の利益貢献度と機会損失
7 直接商品利益(DPP)と機会損失
8 有利事業分野の組合せ策とポートフォリオ(PPM)の活用
9 競争価格の決め方と値下げの限界点
10 値引き防止策と機械損失