出版社内容情報
2008年6月に日本は、ウィーン売買条約に正式に加盟し、本年8月よりこの条約が国際取引を遂行する際のわが国の事実上の標準となる。本書では本条約の成立の背景から、その内容までを詳解。
内容説明
国際物品売買の事実上の標準となったウィーン売買条約(CISG)成立の背景からその内容までを詳解。
目次
第1章 日本のウィーン売買条約加入と国際統一売買法の歴史
第2章 ウィーン売買条約の解釈原則
第3章 国際売買契約の成立
第4章 売主の義務
第5章 買主の義務
第6章 危険の移転
第7章 売主と買主の義務に共通の規定
補章 ウィーン売買条約後の国際統一売買法
付録 ウィーン売買条約全文(英和対照)
著者等紹介
新堀聰[ニイボリサトシ]
1934年(昭和9年)東京生まれ。1958年(昭和33年)東京大学法学部第1類(私法コース)卒業。直ちに三井物産に入社。米国三井物産ニューヨーク本店副社長、サンフランシスコ支店長、調査部長、三井物産貿易経済研究所代表取締役社長などを歴任。米国に通算11年勤務した。ニューヨーク在勤中の1975年、ハーバード大学経営大学院(ビジネス・スクール)においてPMD修了(第30期)。1993年(平成5年)日本大学教授に就任。同年、早稲田大学に論文「最近の貿易取引における旧来のメカニズムの破綻とその解決策に関する研究」を提出して、博士(商学)の学位を授与された。11年間にわたり日本大学商学部および大学院商学研究科において、貿易論と貿易政策を担当。2004年6月、日本大学教授を退職し、現在は、日本大学大学院客員教授。また、財団法人貿易奨励会専務理事として、海外からの留学生の支援活動などを行なっている。1961年、日本貿易学会発足時の発起人の一人で、その後、理事をつとめた。1998年には、国際商取引学会の創設に参画し、2001年まで初代会長。現在は顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。