内容説明
古代の千年は古墳時代をしっかりみることから始まる。巨大古墳三〇基、吉備・筑紫の山城二〇基の謎に迫り、新文献読破と調査活動を凝縮することで、古代史をめぐる学説や見解を整理した。本書では、特定の歴史観にとらわれない市民のための古代史事典を志し、日本古代史における主要テーマを網羅してわかりやすく紹介する。
目次
第1部 大陸文明との交流へ(列島の旧石器時代;縄文文化;弥生時代;徐福集団渡来;銅鐸;道教の列島渡来;邪馬壹(壱)国 ほか)
第2部 「国際化」する文化(ヤマト王権;多元史観と「九州王朝」説;倭の五王;扶桑国;豪族と氏姓制;磐井戦争(磐井の乱)
日本への仏教伝来)
第3部 倭から日本へ(厩戸太子(聖徳太子)
遣隋使と遣唐使
「大化の改新」(乙巳の変・後)
白村江の戦い
ほか)
著者等紹介
藤田友治[フジタトモジ]
1947~2005年。大阪府生まれ。関西学院大学文学部卒。立命館大学大学院修士課程修了。大阪府高等学校社会科教諭。大阪経済大学非常勤講師。歴史哲学研究所所長
伊ヶ崎淑彦[イカザキヨシヒコ]
1931年大阪府生まれ。奈良学芸大学人文地理教室卒、大阪、東大阪の教育に従事。歴史案内人として活躍
いき一郎[イキイチロウ]
壱岐一郎。1931年東京都生まれ。旧四高修了、東北大学法学部卒。九州朝日・北京放送勤務を経て東海大短大・沖縄大学教授、日本記者クラブ会員。著書、映像作品若干(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。