内容説明
日本のアパレルメーカー5社の事例研究を通して、第二次大戦後から1980年代に独自の展開をみせたブランド構築と小売機能の包摂に焦点を当て、その歴史的意義を再評価する。
目次
序章 本書の課題と対象
第1章 日本におけるアパレル産業の成立―マーケティング史の視点から
第2章 1950‐70年代における樫山のブランド構築と小売機能の包摂―委託取引の戦略的活用
第3章 1950‐70年代におけるレナウンのブランド構築と小売機能の包摂―マス・コミュニケーションの戦略的活用
第4章 1950‐70年代における三陽商会のブランド構築と小売機能の包摂―海外提携ブランドの戦略的活用
第5章 1950‐70年代におけるイトキンのブランド構築と小売機能の包摂―マルチ・ブランド戦略の徹底活用
第6章 1960‐70年代におけるワールドのブランド構築と小売機能の包摂―コーディネイト・ブランドの専門店展開
第7章 1980年代大手アパレルメーカーのブランド開発と商品企画―基本システムの確立
結章 ブランド構築と小売機能の包摂
著者等紹介
木下明浩[キノシタアキヒロ]
1962年大阪府に生まれる。1987年京都大学法学部卒業。1992年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。立命館大学経営学部助教授。2002年立命館大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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