内容説明
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がん疼痛管理において不可欠なオピオイド鎮痛薬。日本におけるオピオイド鎮痛薬は、欧米先進国と同程度の品目数があり、がん疼痛の除痛が十分可能である状況と考えられるが、適正量とされる10~30%の使用に過ぎないと報告されている。本書はこうした問題の一助となるように、がん疼痛治療の進め方や副作用対策、臨床薬物動態や薬理作用を詳細に解説している。
本書は、主に、第1章のがん疼痛治療の進め方、第2章のオピオイドの臨床薬物動態・臨床薬理──から成る。第1章では「WHOがん疼痛治療法」に従った基本的な「がん疼痛治療の進め方」について、図表を用いながら解説。日常診療におけるポイントを新人医師と薬剤師による対話形式で学ぶ。
第2章ではオピオイドの臨床薬物動態・臨床薬理の詳細を記載した。臨床薬物動態の教科書や論文を読むために必要な知識、臨床で投与量設計を行うために必要な知識については対話形式で解説した他、臨床薬物動態・臨床薬理は成分ごとに箇条書きで分かりやすくまとめた。
「オピオイド鎮痛薬はどれを選ぶ?」「副作用の嘔気・嘔吐が出たら?」「オピオイドスイッチングのタイミングは?」など臨床現場ですぐに活用できる知識をまとめた一冊。
目次
第1章 がん疼痛治療の進め方
(1)問診、(2)疼痛評価、(3)薬物治療計画、(4)オピオイドの副作用対策(初期)、(5)患者モニタリング、(6)処方監査の流れ、(7)オピオイドスイッチング、(8)鎮痛薬の増減および選択、(9)副作用対策、(10)臓器障害時の投与量、(11)薬物相互作用(薬物動態学的相互作用)、(12)薬物相互作用(薬力学的相互作用)、コラム(日常診療のあんな疑問、こんな疑問)
第2章 オピオイドの臨床薬物動態・臨床薬理
(1)臨床薬物動態の基本的知識、(2)投与量設計、(3)各オピオイドの臨床薬物動態、(4)オピオイドの臨床薬理、(5)オピオイドの臨床試験、(6)オピオイドの遺伝薬理
付録 各種ガイドライン抜粋、本邦におけるオピオイド疼痛治療薬の作用開始とその特徴、イピオイドの投与量調節(表)、オピオイドの薬物動態の比較(表)
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