内容説明
本書は、全体論の観点から書きあげられている。マーケティング現象をひとまず分類し、特定の商品・機関・機能ごとに詳細を分析し、その成果から現実の複雑なマーケティング現象を把握しようとしている。本書は、理論構築の基礎として制度主義を援用している。著者であるプレイヤーは、これまで無関連な機能として描かれていたマーケティングの機械的概念を超えて、複合的な活動についての理論を提示しようとした。本書は、『流通論』あるいは『流通機構論』のテキストとしておおくの示唆に富むものである。
目次
マーケティング制度とその場(マーケティング業務;マーケティング業務(続)
マーケティング機構
マーケティング機構(続)
場としての市場)
マーケディング制度と市場(マーケディングと需要条件;マーケティングと供給条件;マーケティングの回路;マーケティング制度と時間要素;マーケティング制度と空間要素;マーケティング制度と競争条件;マーケティング制度と競争条件(続)
マーケティング制度の費用)
マーケティング制度の社会的有効性(取得能率;社会的有効性:マーケティングの評価;社会的有効性:商才;社会的有効性:商才と価格;社会的有効性:商才と価格(続)
社会的有効性:操作技術)