内容説明
平成14年4月から実施が予定されている連結納税制度は、企業経営とグループ戦略に大きな影響を及ぼすものと見られている。本書では、わが国に導入が予定されているアメリカ型の本格的な連結納税制度を前提に、連結納税制度全般の概要を解説。また、実際に制度が導入された場合、どのような実務上の問題点があるのかまでを具体的に検討していく。
目次
第1部 連結納税制度とはどういうものか(連結納税制度はなぜ必要か;各国の連結納税制度を見る;連結納税の対象と適用の問題点;税制としての連結納税制度 ほか)
第2部 連結納税制度の実務的な問題点(連結の範囲についての問題;損益の通算と内部取引についての検討;現行の税制と連結税額の計算;連結納税の事務と手続き ほか)
著者等紹介
山田暁[ヤマダサトル]
昭和8年、北海道生まれ。税理士。昭和27年、富士製鉄(現・新日本製鉄)入社。昭和46年、税理士試験合格。平成3年、日本租税研究協会・連結納税制度研究会の海外実体調査団に参加し、フランス、イギリス、オランダの各国を訪問。平成6年、新日本製鉄・経理部調査役を経て定年退職し、税理士開業。現在、日本租税研究協会・連結納税制度実務研究会・作業部会主査
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