脳天壊了―吉田知子選集〈1〉

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脳天壊了―吉田知子選集〈1〉

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907105006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

作家・吉田知子の小説選集第一弾。巻末には町田康氏が考える「脳天壊了」への問いを収録。

著者等紹介

吉田知子[ヨシダトモコ]
1934年浜松生まれ。名古屋市立女子短大経済科卒業。1970年「無明長夜」で第六三回芥川賞を受賞。著書に「満州は知らない」(女流文学賞)、「お供え」(川端康成文学賞)、「箱の夫」(泉鏡花文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

47
以前より興味を持って読んでいた作者なので、こういう形で作品を読めるのはありがたい。本巻では「お供え」以外は未読だった。老人の交友も、海外への船旅も、女子工員の日常もそれだけ見るならば何と言うことのない日常風景なのだが、全体的にどこかデッサンが歪んでいる。その歪んだ部分から何か得体の知れないものが覗いている。読みながらそんな印象を受けた。ここにはそんな不安感を持った作品ばかりが収められており、読んでいると精神的にきつい。終わりであって終わりでないような不安定感を持つ作品も多く、それがまた魅力的であった。2013/09/03

メタボン

34
☆☆☆☆ 表題作のタイトルがすさまじい。ファイラとは読めない。どの作品も語り口が独特な暗さを湛えており、特に作中の主人公の内省の声、考え方が精神病のように内へ籠っているのが怖い。どこかおぞましいモノ、コトの方へ吸い寄せられていくような世界観がやみつきになりそうで、これもまた怖い部分。「お供え」は言わずもがなの名作。「常寒山(とこさぶやま)」「寓話」「ニュージーランド」「脳天壊了」「東堂のこと」「乞食谷」の順に良かった。特に常寒山の語りの舞台が自宅だったり山だったり逡巡するのが幻惑的でラストも衝撃だった。2022/06/26

KI

33
目に映る世界の正しさを保証してくれるものなんて、どれも消費期限が過ぎている。2020/03/02

はちてん

28
安南さんに『お供え』を紹介していただいてから、こちらの作品集に。 なんてことのない日常なのに、狂ってる。気付かないうちに出来た傷が、いつの間にか瘡蓋になってチリチリひっかきたいような読後感。瘡蓋小説と勝手に名付けました。好きな作風です。 『のうてんふぁいら』と読むそうです。『乞食谷』が面白かった。蟹…か…。2013/10/21

かわうそ

19
「お供え」のみ再読。どれもこれも読み進めるにつれて嫌な感じの緊迫感がジワジワ高まってきて息が詰まりそうになる。どこが面白いかと問われると説明に困るけど非常に面白かったです。2013/10/31

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