出版社内容情報
日本で唯一の高速バス専門コンサルタントが教える
「内向き志向」を「消費者志向」に変える実践知
「バス会社たちは、いたって保守的で内向きの社風です。(中略)
とはいえ、高速バスは、鉄道や航空とがっちりと競合し、
後発参入のチャレンジャーとしてシェア奪還を目指すべき立場です。
業界各社がマーケティング志向を持てば、高速バス市場はもっともっと拡大する
そう確信しました。」(「はじめに」より)
「楽天トラベル」高速バス予約サービスに立ち上げ直後から携わり、
国の委員として高速バスの制度改正、ダイナミック・プライシングの導入、
巨大バスターミナルの設計、豪華夜行バス「マイ・フローラ」の開発etc.、
激動期にある高速バス事業をマーケティング面から支援する
唯一のコンサルタントが、一時は“出入り禁止”になりながらも、
横並び志向の業界に多様な競争を生み出してきた実践ケーススタディを初公開。
「予算がなくて華やかなマーケティングは無理」というマーケティング担当者や、
「ウチの会社、このままではまずいよなあ」と漠然と不安を感じている方など、
日本型組織や成熟産業に変革を起こすヒントを学べる1冊。
◎マーケティングとは、顔の見えぬ“消費者のカタマリ”への接客
◎業界から「出入り禁止」になった時の戦い方
◎その「お作法」は消費者視点か?
◎「ビジネスクラス=高い座席、ビジネスホテル=安いホテル」の謎
◎「東京~大阪」よりもビジネス需要が大きい路線?
◎国の制度や規制は変えられる?
◎「昭和」に特化したビジネスモデルの終焉
マーケティングのネタは、現場に転がっている!
「小さなイノベーションの芽」の見つけ方
【目次】
第1章 マーケティングとは「顔の見えないお客様への接客」
第2章 未来を予測する「歴史的思考」
第3章 相手の立場で考える「視点移動」
第4章 本質を見極める「因数分解」
第5章 進化する「ダイナミック・プライシング」
第6章 情報の解像度を上げる「クリティカル思考」