内容説明
パースペクティブの広さと的確な論点整理による優れたテキスト。取り上げたさまざまな理論を効率性と戦略性という見地と、静態的分析と動態的分析という見地から鮮やかに整理。多国籍性それ自体の優位を分析の対象とすることの重要性を強調。
目次
第1部 進化と概念(進化と概念;定義とデータの問題)
第2部 第2次世界大戦前の国際投資アプローチ(マルクス主義アプローチ;新古典派パラダイムにおける海外投資)
第3部 現代の理論(ハイマーの独創的研究;プロダクト・ライフ・サイクルと国際生産 ほか)
第4部 影響(影響評価の境界;イノベーションと多国籍企業 ほか)
著者等紹介
イエットギリエス,グラツィア[イエットギリエス,グラツィア][Ietto‐Gillies,Grazia]
ローマ・ラサピエンツァ大学で統計学の権威であるブルーノ・デ・フィネッティ教授の指導の下で研究を始める。その後、ロンドン・サウスバンク大学教授となり、同大学の国際ビジネス研究センター長を1992年から2010年まで勤めた。現在はロンドン・サウスバンク大学名誉教授として引き続き精力的な研究を展開している。この間、UNCTADの『世界投資報告書』(World Investment Report)のアドバイザーとして執筆に携わるとともに、Critical Perspectives on International Business誌の編集顧問委員、イギリス放送大学、キングスカレッジ・ロンドンおよびバークベックカレッジ(ロンドン大学)客員教授などを歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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