内容説明
デジタル変革成功の鍵は、以下の課題解決にある!機能を要素に分解する合理主義的な発想だけでなく、そのつながりや全体の調和を重視する東洋的な発想をどうすれば社内で醸成させていくことができるか。テクノロジーとどう付き合っていくのかという世界観を、企業のトップは社員に向けていかにして心に刺さるように論理的に説明できるか。
目次
第1章 CDOとデジタル変革
第2章 デジタルと価値創造
第3章 デジタル変革と非連続的価値創造
第4章 CDOの位置づけ
第5章 全社と事業部門に対するCDOの役割
第6章 CDO主導型の価値創造とその環境整備
第7章 組織を変革する経営トップとCDO
第8章 デジタル変革に対応した組織文化へ
第9章 データに基づいて機能する組織になる
第10章 CDO人材と分類
著者等紹介
神岡太郎[カミオカタロウ]
一橋大学教授。工学博士。CDO Club Japan顧問ほか。デジタル変革、デジタル・マーケティング、組織におけるCDO/CMO/CIO/CTOといった横串のリーダーシップの機能に関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
88
この本は最近のデジタル化についての企業の組織のあり方について書かれておりかなり参考になりました。デジタル・トランスフォーメーションという言葉が何年か前のフィンテックと同じようにマスコミを騒がせていますがこの本はそれとはちょっと異なる感じの本で大学の教科書に近い感じがしました。Chief Dijital (or Data) Officerのあり方をかなり丁寧に説明されています。参考になりました。2019/10/01
Cozy
1
世界よりも日本、日本の中でも自社、自社の中でも自部門。とにかくデジタル活用が1周りどころか2周りも遅れていることに危機感を感じ本書を手にしました。中計最終年度の到達点を明確にして具体的な動きにつなげていくためのヒントを得ることができました。感謝!2020/11/28
Kindleと図書館
0
シーテックで講演を聞き読み始めた。サラッと読んだがマーケター向け。DXをおこなっている実例や失敗例は面白かった。エンジニアが読むにはマーケ寄りすぎたか。2020/03/13
カイ
0
CDOが何を見ているのかを知りたくて読みました。 組織の作り方、風土の醸成の仕方などよくまとまっています。 事業会社のDX組織は得てしてソフトウェア開発に馴染みがない人で構成されており、戦略立案やOperationにも苦労があると思います。また、実行部隊は上から行き当たりばったりの開発案件が下りてきて苦労していると思います。 本書を読むと少し見通しが良くなり、マネジメントに刺さる現場サイドからの提言が出しやすくなります。 会社のDX組織にいる方はぜひ一読することをお勧めします。2020/02/13
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