出版社内容情報
角田幸太郎[スミダコウタロウ]
著・文・その他
内容説明
インセンティブ・システムの導入でチーム成績が向上したプロセスを考察!プロフェッショナル組織であるプロサッカークラブにおいて、マネジメント・コントロール・システム(MCS)が体系的に構築・運用され、MCSの効果を高める方向に施策を改善することでチーム成績が向上していったプロセスをMCS理論の観点から経時的に分析・考察する!
目次
序章 問題の所在とリサーチ・クエスチョン
第1章 先行研究のレビューとリサーチ・デザイン
第2章 2013/14シーズン以前のMCS
第3章 2014/15シーズンのMCS
第4章 2015/16シーズンのMCS
第5章 2016/17シーズンのMCS
第6章 考察
終章 本書の成果と課題
著者等紹介
角田幸太郎[スミタコウタロウ]
1979年6月佐賀県に生まれる。1998年3月久留米大学附設高等学校卒業。2003年3月北海道大学経済学部卒業。2009年3月北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。2009年4月別府大学国際経営学部助教。2013年4月同講師。2019年3月九州大学大学院経済学府博士後期課程修了。2019年3月博士(経済学)九州大学。2019年4月熊本学園大学大学院会計専門職研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
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イングランドの3部リーグに所属するオックスフォード・ユナイテッドFCを対象に、プロサッカーチームにおいてマネジメント・コントロール・システム(以下MCS)がどのように導入され、運用しながら修正してどのように結果を出していったかをまとめた一冊。成績に応じたボーナスを設定したインセンティブシステム、秩序維持のために集団行動のルールを設定(罰金制度も導入し、運営にはチームの中心選手を選ぶ)、戦術分析も専門スタッフを雇い、分析手法も改善してチーム目標達成のためのマネジメントをしている。2022/10/24