内容説明
業界におけるポジションによって財務指標はどのように異なるのか?代表的な企業の財務諸表の数値を用いて、さまざまな分析方法・評価を具体的に解説。航空・旅行・自動車各社の同業種間比較の事例に加え、20業界40社の異業種間比較の事例も掲載。
目次
第1章 財務諸表の概要
第2章 有価証券報告書―日本航空のケース
第3章 時系列分析―日本航空のケース
第4章 クロスセクション分析―航空業界2社のケース
第5章 代表的財務指標
第6章 ポーターの基本戦略と収益性の関係―旅行業界2社のケース
第7章 ポーターの基本戦略と効率性の関係―旅行業界2社のケース
第8章 運転資本の分析―自動車業界10社のケース
第9章 キャッシュ・コンバージョン・サイクルの分析―自動車業界10社のケース
第10章 総資産利益率の比較―20業界40社のケース
第11章 自己資本利益率の比較―20業界40社のケース
著者等紹介
斎藤孝一[サイトウコウイチ]
1986年早稲田大学大学院商学研究科(博士課程後期)商学専攻単位取得満期退学。現在、南山大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あくぱ
1
正直言って得るものがなかった。誰向けに書いているのか知らないが、財務諸表や開示の基礎の説明に本の約半分を費やしたかと思えば、十分な説明もなく統計的検定をやりまくる。そもそも業界1位イコールコストリーダシップ戦略と位置付けるのには無理があるし特定の企業だけしか見ておらず、そこから一般的知見を取り出すのは無理。それに論理的に相関性がなさそうなものを検定し、やっぱり無相関でしたというものばかり。結局本書の結論は何なのか。誤字もありレベルが低いと言わざるをえない。2013/10/15
カモメ
0
財務指標分析に用いられる、よく見る財務指標の数値が記載されているのみで、踏み込んだ分析はなされていない印象でした。あんまり頭に入ったものは、なかったかな。。2016/09/12
葉
0
金の計算というより分析に重きを置いている本である。日本航空のケースではCRS報告書から連結ベースの当期純損益や純資産の推移や時系列分析の説明が書かれている。税引当期純利益と支払利息を合計したEBITという言葉キャッシュ・コンバージョン・サイクルは知らなかった。符号判定がハウスマンだったかも忘れてしまっている。復習が必要だと感じた。2016/07/03
ワッキー
0
ゼミで扱ったテキスト。 ここで学んだ基礎をしっかり理解して、これからのゼミに活かしていきたい。 内容としは、結局何が言いたいのかよくわからなかった!2014/05/15
りくるー
0
担当している研修に使おうと思い、ネタ探しにざっと読んだ。そんなに(感心するほど)面白くはない2019/05/13