内容説明
M&Aに伴う企業再編は果たして、経済的に合理的な効果を生み出したのだろうか?再編の効果に影響を与える要因とは?企業再編の中でも完全子会社化、事業譲渡、資本参加に焦点を当て、それらがもたらす企業価値向上効果を、株主価値と財務業績という2つの視点から実証分析。
目次
第1章 経営戦略と企業再編
第2章 企業再編の効果を巡る論点
第3章 完全子会社化と株主価値
第4章 完全子会社化後の財務業績向上効果
第5章 事業譲渡の株主価値向上効果
第6章 事業譲渡後の財務業績向上効果
第7章 資本参加と株主価値
第8章 資本参加と財務パフォーマンス
第9章 結びと今後の課題
著者等紹介
矢部謙介[ヤベケンスケ]
1972年栃木県生まれ。現在、中京大学経営学部准教授。1997年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程(MBA)修了。2008年、一橋大学大学院商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。三和総合研究所、ローランド・ベルガーにおける経営コンサルタントとしての勤務などを経て現職。コンサルティング会社勤務時には、大手消費財メーカー、アパレル会社、自動車メーカー、建設機械メーカーといった幅広い業種の経営戦略構築、新規事業立ち上げ、ビジネス・デューデリジェンスなどのプロジェクトに多数参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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