完全恋愛

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  • サイズ B6判/ページ数 441p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838717675
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

昭和20年…アメリカ兵を刺し殺した凶器は忽然と消失した。昭和43年…ナイフは2300キロの時空を飛んで少女の胸を貫く。昭和62年…「彼」は同時に二ヶ所に出現した。平成19年…そして、最後に名探偵が登場する。推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下ろした究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

119
この小説は推理小説というより、恋愛小説なのかもしれない・・本書完了後の感想である。人生がいかに架空の上に成り立っているのか、最後の最後で教えてくれる。途中の展開はだるかったが、最後の落とし込みはさすがである。本庄究が画家の娘・小仏朋音にかけた想い、それが三代にわたり、事件を誘発していく…でも恋愛小説なのである。 (2009年このミス国内第三位)2011/03/26

chiru

67
ハードルの高い密室系ですが、おすすめされたので読みました。冒頭で、完全犯罪を例に「誰にも知られない恋愛は完全恋愛と呼ばれるべきか」と問いかけられる。1人の少年の生涯をかけた恋愛と、殺人事件が交差する。トリックより行動原理に重点を置いてるようで読みやすかった。とくに少年期が素晴らしいです。ラストの壮大なマジックの種明かしも楽しい。アナグラムの遊びもあり、恋の行方にも、ひねりのきいた着地があり、切ない完全恋愛でした。★32017/12/14

いちろく

61
「他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ では 他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?」読了後に思う、呼ばれるべきだと。主人公とヒロインが関係する人生録を基にしたミステリモノ。設定も極端な部分があるし、恋愛が絡む年代記を読んでいる感覚なので、ミステリの印象が薄い。だからこそ、それ自体が私にはミスリードになっていた。これまで、色々なミステリを読んできたけれど、全く想定外な遠距離殺人には唖然とした。でも、納得が出来る。腑に落ちる。脱帽でした。紹介感謝!2017/11/15

たか

51
『他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶが、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?』 御大の別名による本格ミステリ大賞受賞作。この年齢でこれだけの作品が生み出せるのは驚きだ。▼ 第二次大戦の末期。本庄究は画家の娘・朋音に恋をする。その頃、横暴を繰り返すアメリカ人が刺殺される事件が起こる。究の人生の中で起こる3つの殺人事件。そのどれもが密室や時間軸などを基にしたトリック。ラストの探偵が登場する件でようやく仕掛けに気がつくが、切ない余韻が残る。C評価2024/04/29

雪紫

47
再読。孤高の洋画家の少年時代から続く一途な初恋から彼が亡くなるまでを描いた恋と罪の一代紀。ページ数を感じさせない読み心地と、多少後出し感強めだが壮大なトリックとサービス精神。記憶を覚えていても面白く、これだからミステリは止められない。そして、訪れる最後の時は、どうしようもなく切ない。2021/01/03

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