出版社内容情報
日商簿記検定3級商業簿記の範囲をカバー。基礎がしっかり身につくように重要項目を丁寧に解説。ターム解説やコーヒーブレイク、Uターン学習、練習問題も豊富に収録した。
内容説明
簿記の学習には積み上げが必要とされるので、ある程度の学習時間が要求される。くわえて、企業内外におけるヒト、モノ、カネの基本的な流れの理解が、どうしても必要となる。したがって、最初の段階ではむしろ速習がマイナスになるケースが多く、簿記にかかわる領域の裾野を広げていくような学習形態が必要であるし、基礎はきちんと身につけておかなければならない。そうでないと、中級、上級と高度な簿記の学習に、耐えられなくなってしまう。また同時に、ただ簿記検定に合格する目的のみで、簿記の学習をすることも望ましいとは考えない。簿記のあるべき学習内容をゆがめてしまうからである。簿記はパズルではないので、解き方だけを重視するべきではない。あくまでも企業会計を支える基本的な考え方のうちのひとつとして、学習を進めるべきである。本書は、そのような視点から構成されている。簿記の最終目的は貸借対照表や損益計算書の作成であるが、これに直接かかわる決算の説明にかなりの紙幅を割いている。
目次
簿記とは何か
貸借対照表と損益計算書の原理
簿記一巡の手続
現金・預金取引
商品売買取引
固定資産取引
有価証券取引
決算整理と精算表の作成
手形取引
掛・手形以外の債権・債務取引〔ほか〕
著者等紹介
建部宏明[タテベヒロアキ]
川口短期大学経営実務科教授。1957年東京都生まれ。1988年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学
山浦裕幸[ヤマウラヒロユキ]
千葉経済大学経済学部助教授。1960年長野県生まれ。1988年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学
長屋信義[ナガヤノブヨシ]
東京都立短期大学経営システム学科助教授。1957年岐阜県生まれ。1988年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学
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